暫くいけていない温泉に行こうじゃないかとごねまくり、ついに自腹で奥湯河原の旅館のお湯が良いぞ、というネット上の評判に、眉唾ながら溺れ、でかけたんです。
木造の建物が古くなったモノをメンテナンスをしながら使っている旅館ならまだしも、熱海や湯河原だと鉄筋コンクリートの40-50年くらい経った、もうどうしようもない旅館が寂れ果てておりますが、この旅館も大した差はございませぬ。正面の建物にはさんを建てて見えなくしてございます。中に入ると、メンテしていないところはまったく居直っておって、ボロボロです。畳なんぞは凸凹しているし、周りの桟がちゃんと残っているものだから青竹踏みにぴったり状態になっていたりしております。
そこに手をかけない分、オーベルジュだと称していて、国籍不明な料理を出しています。お高いワインなんぞも用意してあるらしいのですが、私どものような、飯を食うときに酒は呑まねぇ、なんてんですから意味がない。それでも旨い飯で、ここの部分は納得です。
何よりも素晴らしいのはこのお湯なんでございます。お風呂が全部で4つございます。そのうちの二つは家族風呂で、ひと組に一日一回どちらかの家族風呂が40分間貸しきりです。
大きい風呂、といっても本当に広いのは一つだけですが、小さな旅館だからなのか、どちらに入っても、誰にも逢わなかったのが、快適でしたなぁ。鼻歌歌いっぱなしでございます。
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