2016年6月4日土曜日

ホテル代理店

 わたくしはもうすっかりホテルのことはBooking.comにお任せなんでございますけれど、ひとつある不満はそのホテルの周辺が大丈夫なところか、そうでないのかがまったく判然としない点にありますな。
 
 そりゃね、前にいったことがある街であれば大体のところがわかりますから、いくら安くたってこの辺なんていかねぇよ、というので済みますが、まったく初めての街はそうはいかないんですねぇ。この辺の情報が本当にわかるというサイトがあったらこれはまぁ、実に重宝するでしょうねぇ。
 
 アメリカの大都市はもうまともなホテルに泊まろうとすると、高くて高くて、もう二度といく気がしませんねぇ。

サンフランシスコだって、ま、時と場合によってホテル代がどんどん変わるので何ともいえませんけれど、例えばPost St.とTailor St.の角からちょっと西へ行ったところにあるAndrews Hotelはとても小さなホテルで、朝飯を出す場所がないものだから各階の廊下にコンティネンタルの食べ物飲み物が出してあるようなところなんだけれど、小さなロビーで働いている人たちはみんなベテランさんで、フレンドリーを絵に描いたような人たちばかり。早朝当番のお爺さんは前を通りかかる家なきこの人が立ち寄ると、ちょっとしたものをドネイションしているようなそんな人たち。ハードはエレベーターも含めて、みんな、ご苦労さんといって上げたいような骨董品だけれど、まるで誰かの家に泊まっているような雰囲気。

 ところがちょっと下がってヒルトンの裏口にあるMというホテルなんぞは洒落たライティングなんてしてあるものの、部屋のブラインドは壊れたまんま垂れ下がっているし、バスルームの窓も閉まらない。一番の問題はチェックインの時に出したクレジットカードをフロントの男性がそのまま奥のオフィスに持って行ってしまったことだ。私はとても不安になった。そしてその不安は的中してしまったのだ。あとでいろいろなところで検索すると、私だけではなくて、他にも、ここでしか使わなかったクレジットカードがやられたと書いている人がいたではないか。

 tripadviserやBooking.comなんかの口コミに、もっと忌憚のない意見が書き込まれると良いんだけれどねぇ。

 本当のことがわかる信頼できるサイトが欲しいものですよねぇ。

 そうそう、そういえばH.I.S.のサイトでホテルを検索したら、どうもどこかで見たようなサイトで、気がついたらBooking.comそのものだった。

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