マサチューセッツ州の西の外れの方にHancock Shaker Villageという施設があります。そもそもShakersというのが欧州からアメリカに移民してきたプロテスタントの原理主義的宗教集団で、始まりは1774 年にイギリスから渡米した9人のシェーカーで、アン・リーという女性が最初の指導者であると、ある方がレポートに書いています。
そのShakersの施設のうちの一つがこのHancock Shaker Villageという施設になって残っています。ここでは彼らが暮らしてきたそのままを残して公開しています。
日本で知られているのはどうやら木工家具の世界の話で、それを私が知ったのはアリス・ファームの藤門弘が1992年に書いた「シェーカーへの旅」という本で、彼はShakerの施設を巡ったらしい。
この手のハンド・クラフトはShakerだけの専売特許ではないけれど、かれらの残しているものは一見に値するらしいことは、武蔵野美術大で彼らの木工家具をテーマに博論をおこした人がいることからもわかるというものでしょうね。
→ http://www.musabi.ac.jp/wp-content/uploads/2014/08/doc001.pdf
で、この施設に最も近い街は5マイル半ほど離れたPittsfieldという街でしょうか。ボストンからアムトラックで4時間近くかかります。いってみたいけれど、なかなか踏ん切りがつかないのは、私自身が、いくら田舎町とはいえ、右側通行の街を左ハンドルで運転する気にならないからなのです。Pittsfieldに泊まってタクシーで送り迎えしてもらう、という方法でしょうかねぇ。Bostonからのアムトラックは一日に一往復だけです。
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