クアラルンプールにはGOKLという名前の無料バスが4路線走っている。紫と緑と青はシティーの真ん中を絡んでいるからどんどん利用できるのだけれど、赤線(あ、この表現はダメだなぁ)だけはちょっと離れているので一度も乗ったことがない。普通の市民も観光客も乗っているのだけれど、なにしろこの街、この国自身がもともと多国籍だから、誰が観光客なんだか、地元民なんだか、区別がつかない。こんな経験はシンガポール以来だけれど、今や欧州だってほとんどそうだよねぇ。ベルギーなんてずっと昔からそうだ。こうして考えてみると、日本という国は本当に例外的で、日本自体が特異国、だということになる。これがまた、ある種の人たちにはもってこいになってしまって、私たちは他と違って選ばれた国民であり、国家なんだ、なんぞと言い出しかねない。なにしろちょっと前にそういっていた前科があるからね。
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