驚きました!
驚きました!
ミラノを離れて、一路チューリッヒを目指します。テレイタリアとSBBの共同運行便で車輌はSBBなので、とても綺麗。残念ながら男子トイレが匂うのには閉口。途中から隣の席に座った若い男が、スマホでオンラインでポーカーをやっており、なんだ、こいつ、と思っていたら、ベリンツォーナで降りる時に、すっと向かいの座席に置いてあった私のデイパックに手を伸ばした!反射的につれあいがそれを抑えたら諦めたのか、そのまま出て行った。今回の旅でこんなやつを見たのは初めてだ。さすがイタリアだよなぁ、とかいっちまった。
チューリッヒの駅で迎えに来てくれた姪っ子とその娘のバレリーナとしばし歓談す。女子のバレリーナは目指す人がたくさんいてなかなかチャンスが回ってこないと言うけれど、諦めずに頑張れ!と励ます。爺さんの励ましじゃ、役に立たんかも知れないけれど。
また午後になると37度の熱が出る。
もうこれ以上ないというくらいの上天気になった。朝のうちは雲も出ていたんだけれど、スネガのトンネル・ケーブルカーで上がって、外へ出てみると、なんと雲ひとつない上天気である。気分は最高潮である。左から見渡すとゴルナグラートの天体望遠鏡のようなドームも見えるし、あっちの山、こっちの山も全部見える。もちろん主人公も見える。
すれ違った人にあれはゴルナグラートだよね?あれはあれだよね?と聞いた。最後に彼があれは知っているかとマッターホルンを、ふざけて聞いたから、なんだろう?といってみんなで笑う、それくらい良い天気だった。
しかし、下りはきつかった。細い道をジグザグに下り続けるのはとにかく辛い。
天気予報が午後になると雨が降るぞと言っていたんだが、ほぼその通りになった。
それでフィルストのゴンドラをBoldで降りて下ってくることにした。同じゴンドラで一緒になったのは生後一年にも満たない子供を抱えた肝っ玉かあさんとその友人だった。友人の方がなんだかんだ言っているうちに今年日本に行ったことが判明。どこへ行ったの?と聞くと岐阜だという。なんだ、それと思ったら、案の定高山、白川郷だった。もう一つこんなところも行ったと見せられた写真が、なんと上高地だった。君、それ日本人のバス
くだり一方で、楽なもんだよと思っていたら、最初の頃はともかく、途中からとんでもない斜度で降る状況で、足腰痛くて、途中から投げ出したくなる。2時間近くかけて写真をポツポツ撮りながらようやく降りてくる。くだり一方だといってもポールは重要で、一本でもいいからお持ちなさいとお勧めしたい。
スイスのサッカーはPK戦でイングランドに負ける。
昨日の電車の中で「UTMB」のTシャツを着ているおじさんがいて、
アルメントフーベルへ久しぶりに上がった。
Murrenの駅もそうだけれど、軒並み駅はとても綺麗になった。驚くほどだ。スイスはどこもかしこもどんどん金をかけている。物価が安いからお客が来るんじゃなくて、これでもか、これでもかと新しい施設をどんどん増やしていく。行っても行っても追いつきそうにない。
久しぶりのアルメントフーベルは変わっていなかった。人は数えるほどしかやってこない。しかし、牛さんたちは相変わらずだったし、小さな花たちも相変わらずだった。変わったのは体力の衰えた私たちだった。
ドピーカンである
家族経営のホテルといえば聞こえは良いけれど、メリットは安いだけ。オウナーは基本的に客を信じない。その上、言葉はドイツ語しか通じない。とてもスイスの超有名観光地のホテルとは思えない。どおりで今や貧乏人に成り下がった日本人ばかりの利用客だ。
2月16日 Auckland出発 3月2日 Sydney到着 Holland America Line M/S Westerdam cancellation protectioon加入済