今度の旅の後半は初めてのところばかりなので、気が抜けない。しかし、大都会ばかりではないせいか、割とのんびりしていられたが、トリノは大都会。ホテルに入って見たら、それまでは山に囲まれていたのだけれど、今度は建物に囲まれていて、空も見えない。ずいぶん洒落たホテルだったけれど、その実壁が薄くて、隣の声が聞こえた。
W杯も佳境に入っているものだから、あちこちでワァワァやっている。イタリアは出てもいないのだけれどね。
朝チェックアウトするや否や、駅に向かい、アオスタへ行く電車に乗る。古い古い車両で、とにかくトイレに近い席に座る。すると東洋人おおじいさんが通りかかる。多分中国人だろうなと思っていたら、なんと日本人だった。何度も何度もこの辺にきているんだそうで、同じくアオスタへ向かうという。先日のクールマイヨールでもそうだったけれど、高齢者で出会う日本人の人は何度も何度も、あちこちへ旅行しているという人たちばかりだ。こういう人のほとんどは70大半ばくらいの人で、私たちよりも上の、一番いい時代を過ごした人たちだ。
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