もちろんこのホテルもBooking.comから手配した。這々の体で到着したのは午後2時ごろ。フロントに行くと、毒林檎でも作っていそうな雰囲気のおばあさんが、やっぱり年老いた犬と一緒にフロントに座っている。この人が全くイタリア語しかわからない。
食堂で働いているにいちゃんを呼んだ。このにいちゃんはわずかに英語を理解する。ばあちゃんは全部イタリア語で私に話す。それでもカードキーをもらった。これまでの5軒のホテルでカードキーをくれたのはミューレンの四つ星以来のことだ。部屋に入ると、これが涼しい!エアコン?まさか?ほんと?
ところが部屋にテレビはあるのだけれど、リモコンがない。下の食堂でボロネーズ(かなりしょっぱい)とリゾットで昼飯にしてから、その婆さんにリモコンがないよ、と言ったらベラベラっとイタリア語でまくし立てる。なんのことやらさっぱりわからない。ふと見上げると、キーボックスになんとリモコンが置いてあるじゃないか!なんだ、このホテル?と思ったら、くだんのにいちゃんがまた呼ばれて、疑問が氷解。なんと10ユーロをデポジットに入れないと貸さないというのだった。こんなものを持って行っちゃう奴がいるっていうんだな。だれだ、それは!?ひょっとしてテレビごと持っていかれちゃったのかな!?
近くに市庁舎があって、その下がインフォメーションになっているらしい、と説明して、昼寝した。久しぶりだ。インフォメーションにはようやく英語が通じる若い女性がいた。話が通じてホッとする。
多分うちの近所にやってくる観光客も同じような状態なんだろうなぁ。
スイスとイタリアの大きな差はこんなところにも現れる。
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