とにかく天気に恵まれて、という言葉が不必要なほど、ずっと快晴。なぜかクールマイユールには米国人の高校生くらいの青少年であふれている。なんで、こんなところにくるんだろう?自然を歩くんだったら米国にはそれ相応の国立公園がわんさかあるというのに。逆に多くのイタリア人の子供達が米国の地名が印刷されたシャツを着ている。ま、そんなものは日本でもなぜか米国の大学の名前が印刷されたシャツを着ている若者がいたりするからどっちもどっちか。
クールマイユールといったら、山はモンブラン、つまり、イタリアでいう「モンテ・ビアンコ」という常にふんわり感のある雪をいただいた山でございます。別にこの山に登るというわけではございませんけれど、それを間近に見ることができるポイントまで一気にゴンドラで運んでくれる「sky way」という簡単な名前が功をそうしているものがあります。本当は3本を乗り継ぐと山の向こう側、フランスのシャモニーから上がってくる頂きに行くことができます。ところが最後の一本が実に危なっかしいものだったようです。この冬に荒天に見舞われて、これが壊れてしまい、いまはそっちまで渡ることができません。しかし、これを往復するのに、なんと49ユーロもかかります。高いなぁ〜と驚きますが、その度に、誰もかれもがユングフラウのヨッホに上がることを考えるとまだましだと必ず言い訳して登ります。ここまできて上がらないわけには行きますまい。
これがまた、ずいぶん素晴らしい景色で、ちょっとやそっとでは降りたくなくなります。そうはいっても、いつまでもいるわけには行きませぬ。
ところがイタリアらしいというのか、このロープウェーの乗り場から街中に戻るバスが、なんと一時間に一本しかないってんです。イタリアの田舎のバスは不便を絵に描いたようです。
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