朝飯を食べてから、10:42の電車まで十分に時間があるからと鍵が壊れていることが発覚したスーツケース対策にデパートへ行こうと出る。なんとNOMARというデパートは朝9時から開店してる。日本では考えられない。スーパーじゃあるまいし。時間があったので、レマン湖まで出て見る。流れ出した川はかなりの流れで、カモたちが頑張る。天気すこぶる良くて、眩しい。
大きなデパートで、何よりも地下のNOMAR Foodが充実している。どこのWhole Food Marketよりも大きなスーパーだ。昼飯用のサンドイッチを買う。上の旅行用品ショップに上がると、セール中で、軽いプラスティックのスーツケースを80フランで売っている。思い切って買い換えようかと思ったけれど、今まで使ってきたスーツケースの処分ができない。店員は気取ったおばさんがたった一人で、あくまでもフランス語しか使わないし、丁寧な対応を心がけていたので順番が回ってくるまでに時間がかる。南京錠だけを買ってきた。ホテルのフロントのにいちゃんに話してもウチでは引き取れない、処分費に50フランぐらいかかちゃうものという。本当かどうかわからない。日本だったら粗大ゴミで300円だろうか。
さて、チェックアウトだとおもったら、たった一台の小さな古いリフトはゴタゴタする。いくら待っても上がってこない。荷物を連れ合いに任せて、階段で降りチェックアウトする。リフトが動かないわけで下の階から中国人の家族がリフト独占でばあちゃんを待っている。
ようやく連れ合いと荷物が降りてきたところで、駅に向かって邁進する。4番ホームに荷物を押して上がると、やれやれ、汗びっしょりだ。
その時点で既に電車は5分遅れと出ている。珍しいことではないけれど、つなぎがあるから嫌な気がする。どうも昨日から乗り物が遅れる。二つの荷物をよいしょと載せる。6号車の175と176の座席と書いてある指定席が見つからない。そもそも号車番号なんて見当たらない。それでもボックスはガラガラだから、適当に座って、荷物を反対側のボックスに倒す。
そのうちの検札のにいちゃんがやってきたから、Swiss Half Fare CardとSaver Day Passを見せ、指定席を買ったんだけれど、この席はどこ?と尋ねると、「指定席!?」と驚く。紙を見て、これは4号車だというのだ。どこでわかるんだろう。動いたほうがいいのか?と聞いたら荷物もあるんだしこのままでいいんじゃない?という。で、そのままでいた。10フラン返せ!ところが電車がどんどん遅れる。乗換駅のBernに着いたら、ダッシュ。エスカレーターで上がり、リフトで次のプラットフォームに。電車は入っている。そこにいた駅員に「指定席を持っているんだけれど6号車はどこ?と聞いた。なんと彼は「指定席なんてねぇだろ?」と言った。
適当に2等車に上がる。乗り降りのたびに荷物の上げ下げが大変だ。結構混んでいる。ここからインターラーケン・オストまでは観光客がかなりいる。席が見つからない。迷っているとチャウ麺の弁当を食べているおばさんと女学生が開けてくれた。問題はオストについてから。オストには階段は二つあるがスロープは端にひとつあるだけ。乗り換え時間はほとんどない。荷物を押して走る。途中で「あと2ふんだ!」という日本語が聞こえた。
そうやって乗り込んだラウターブルンネン行きはガラガラだった。隣のボックスには細いおばさんが一人で座っていた。
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