BrigからVeronaで電車を乗り換え、Bolzanoへやってきた。イタリアである。どさっと音を立てて物価が下がった。ジェラートはツェルマットで一番高い店の三分の一である。スーパーで売っている水は2リットルで最安値は0.19ユーロである。ただみたいなものである。
Brigから乗った電車はもちろん指定された座席には、今度は若いカップルが座っていた。しかし、彼らは聞き分けが良くて、すぐさま立ってくれた。インド人の家族は全然気にもしていなくて、そのままだった。Domodossolaでどっと人が降りた。するとイタリア人のおばさんが乗ってきて、私が置くところがなくて通路においておいたスーツケースを指差し「こんなところにおくな」的な言葉を発しておった。この野郎、今までそれどころじゃなかったんだよ!と日本語で返した。こういう時は通じなくてもやり取りする。Milan Centralでも大きく人が動いた。
Veronaのプラットフォームで私にガンをつけている(笑い)おばさんがいたので「こんにちわ」と声をかけると、日本語で話し始め、自分たちはこれからコルティナまでレンタカーで行くんだぜ、みたいなことをいう。もう何回も来てんだぜともいう。こういう人は苦手だから、そうですか、お天気がいいといいですねぇ、と言って離れる。
Bolzanoは十万都市だというから、かなり様々な人がいそうだ。街中にあって鉄道駅から離れたところにinformationがあって、Mobile Cardを売ってくれと言ったらキャッシュでなくては売れないという。そういえばNZのオークランドでもそんなことを言われたことがある。自治体が運営しているのだろうか。ここでもパッソ・ポルドイからコルティナ・ダンペッツォへの直接バスの有無については分からなかった。
ここのホテルの人に一週間くらい、コルティナに行くのだけれど、荷物を預かってくれるか?と聞いたら、良いという。いや、本当なんだろうか?にわかには信じられない。
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