MurrenからBrigへの移動に際しても座席を指定しておいた。たかだか20分のInterlaken OstからSpiezの間、指定した座席へ行ってみると、ちゃんと黄色い指定の表示がされているにもかかわらず、案の定人が座っている。そこで「私たちの指定席です!」と言ってどいてもらう。ほとんどの人がその黄色いラベルの意味を全く分かっていない。
次にSpiezからBrigの電車に乗ると、指定されていた座席は165-6でこんなに座席はないだろうにと思ったら、二階席の車両で、二階が101番から始まっているのだった。ところが扉のスペースから階段、通路までぎっしりと高校生と思しき男の子たちが立錐の余地なく立っている。必死をこいて、スーツケース一つを持ち上げ、そこへ座っている乗客にその旨説明したが、分かってどいてくれたのはおじさんだけ。その向かい側に座っていたインド系の女学生は全く意に介さず動こうとしない。連れ合いを座らせて、自分は下に残る。
長いトンネルを過ぎてVispに着くと、この連中のほとんどがドォ〜っと降りて行き、上に上がってみると、つれあいの他にはおばあさんが一人残っていただけだった。奴らがいなかったら、下もガラガラだったということか。
今回は本当にSBBの座席指定が知られていないことの勉強会のようだ。車輛そのものが座席指定になっている日本のシステムでないとこういうことが起きる。
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