2015年9月19日土曜日

20150918 シアトルの宇和島屋

朝飯の会場に行くと、昨日とは比べようがないくらいにたくさんの人がいます。それもいかにもこの辺らしいというか、ものすごくたくさんのマルチ民族大集合となっています。オムレツ(こんなものを注文して焼いてくれるんだとは知りませんでした)にも何人もが列をなしているし、スタッフは次から次に空になる大皿を補充しています。ひょっとすると今日はホリデイなんだろうかと検索してみますが、別になんの日でもなさそうです。不思議だなぁ。

 シアトルについては全く何も知らなくて、連れ合いが今朝はパイオニアスクウェアというところに行くんだといいます。どこがそれなのかと思って、Google mapで検索したら、なんとポイントを指し示すことをしないで、地域を広域で指定しました。つまりそういう名前の一地区があるということです。その中心に公園があるんです。そこにこの地名の元になった先住民のリーダー、シアトルの像が立っています。







 この辺りは昔からの地域らしくて、ここにかの有名なる「アンダーグラウンド・ツアー」の受付があります。この辺が埋められちゃった、かさ上げされた町並みだってことでしょう。やたらにホームレスの人たちが集まっているところがあったりしますが、そうかと思うと古いビルをうまい具合にリフォームして、ギャラリーや古本屋にしているところがあって、なかなか油断がなりません。
 そのうちにトイレに行きたくなっちゃって、ウェスト・レイクのデパートに移動しました。こっちはまさに新しい町で、NordstromとかMacy'sがありますが、ろくにお客が入っていません。営業中なのに、平気で改装工事中でもあります。なぜか高校生年代のグループがあっちにもこっちにもいて、街中を移動しています。なにかあるの?なんだか、まるで祭日のように街中には彼らの他には爺さん婆さんか、ホームレスに近い人たちばかりです。

 大体バスに乗ると、必ず一人くらいはなんだかなぁという雰囲気の人がいます。今朝だって、いつものように3番のバスに乗ってJames St.を目指したのですが、一番後ろに皮のハットをかぶって、この寒さの中(16-7℃)、黒のタンクトップの親父がわざとっぽく一人で笑い声を上げ、手にした傘で「カンカンカン」と叩きます。乗客はみんなして、彼が存在しないかのごとく話を続け、外を見、スマフォを見ています。ところがこの親父、降りる時には「Have a nice day!」といって行きました。ことほど左様で、ここには昨日の在住者の方のお話通りに、家なき子の多さが目立ちますし、みんな何かしら発信しています。

 ウェスト・レイクにはあんまり用事がなさそうなので、インターナショナル・ディストリクトといわれている地区へlight railで移動します。地上へ出ると、なるほど、中華門が立っています。立っていますが、サンフランシスコや横浜、メルボルンやシドニーの中華門の様にその先にびっしりと中華やさんが立ち並んでいるのかと思ったら大間違いで、なんだか普通の郊外の町並みに唐突に門が立っているという雰囲気です。

ちょっと先に噂の宇和島屋があります。お〜!これだこれだと入ってびっくり!こりゃすごい!フードコートにはたこ焼きから、ベトナム、コリアン、チャイニーズ、タイと目白押し。そして圧巻はこのスーパーです。肉売り場を見るとなんとすき焼きビーフの薄切り、ポークのひき肉、霜降りのステーキ肉、魚売り場にはもちろんマグロの刺身の塊、野菜売り場には大根からごぼうから中華系の野菜から、何種類ものサツマイモ、玉ねぎ、じゃがいも、食べるものなら日本のものから中華系、韓国系まで。

その上、今日は入り口で兵庫食品フェアーをやっていて、東京では見たこともない食品が並んでいます。おもわず兵庫龍野のイトメンのしょうがラーメンを買ってしまいました。だって見たことないんだもの。なんでだろうと思ったら、米国人と思しき青年が日本語で「ワシントン州と兵庫県は姉妹州なんですよ」というんです。「ほぉ〜!知らなかった!で、君も兵庫県から来たの?」といったら横にいた日本人のお姉さんが笑いました。

 宇和島屋がこれだけの規模でやっていけるのもそれだけ日本人がこの街には住んでいるということだろうということですが、シドニーあたりでは小さな日本食スーパーで、そのほとんどを中華スーパーに頼っていたのを思い出しました。

もちろん昼飯はここのフードコートです。中華のいわゆるおかず日本コンボで8.95ドル。もちろん二人でシェアして食べるのですが、盛ってくれたおばさんも「二人でシェアできる様にね!」と言ってこれでもかと盛り付けてくれました。ウワァ〜!すごいぞ!なぜか明らかに日本人の観光客と思しき爺さん婆さんもここでベトナムのフォーを食べていましたけれど、なんでこんなところへくるんだろうね、といって考えてみたら自分たちがまさにそのもの。

 ここでもらった「シアトルandポートランド・ガイド」という冊子にこの近くにPanama Hotelという珈琲の美味しい店があると書いてあったのでそこへ。607 南メイン街。
 行ってみたら、かつては確かにPanama Hotelというホテルがあって、その一階には「一番」という名前の日本食屋があった様です。1910年の開業だそうで、銭湯まであったといいます。
そのロビーがまんまカフェになっています。メニューの中には抹茶ラテなんてものまであります。珈琲がうまいだけではなくて、連れ合いが頼んだカモミール・ティーはちゃんと本物でした。そしてかつての日本人向け宿舎の名残を残しています。北米報知が1942年の3月12日に「当面休刊」を告げた新聞が印象的です。シアトルは当時、日本からの船が最初に到着する米国の港でしたから、ここに上陸した出稼ぎ者は数知れなかったことが知られています。期せずして、面白い資料をじかに見ることができました。やっぱり歩かないといけませぬ。

 本日 8,927歩。




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2015年9月18日金曜日

20150917 Seattle Art Museum には茶室

朝飯が付いているという契約のホテルはこれで今回は三つ目で、まぁダウンタウンの中心からやや離れているこのホテルではこれくらいのことをしないとお客を固定することが難しいのかもしれません。まぁ、それにしてもアメリカのホテルの朝飯なんて、こんなものだよね、という程度のものではございます。ホテルの窓からみるとどうやら今朝方雨が降ったらしく、道路が濡れています。ずいぶん久しぶりに見た雨の後でした。

  今日はSeattleの美術館、Seattle Art Museum(略称SAM)に行こうというのでバスで出てきました。驚くべきことにこの美術館はあたかも民族博物館のようでもあり、モネもあればこの界隈の先住民の人たちが残した工芸品も並んでいます。入場料はいくらかと聞いたら、特別展の時は(来月に印象派展があります)17.50ドルなんだけれど(そりゃ高い!)今はいくらでもドネーションしてください、ということだったので、10ドル入れました。

  なんと日本から大工さんを呼んで作ったという茶室があります。ここも裏千家が地元の米国人の師範を指名して、茶道普及のために寄付をしたものだそうで、たまたま木曜日夕方のデモの準備にこられていた日本人の女性とお話をすることができました。そういえばミュンヘンのイングリッシュガーデンそばにある茶室も裏千家が運営しているといっていました。茶室には「和敬清寂」の軸が掛けられております。

 彼女は中国系の旦那様ともう38年間こちらに暮らしておいでなんだそうで、こちらに暮らしていると、日本の今の政治のあり方が大層心配だとおっしゃっておいででした。米国の軍には貧困ゆえに志願する人たちがとても多くて、イラク、アフガンで死んだ青年たちの多くがそうした人たちであることを考えると、このままだと日本はそのままアメリカの後追いをすることになるというわけです。

  現存するマーケットでは全米で最も歴史が長いというPike Place Marketに潜り込みます。ここはまさに潜り込むという表現がふさわしい。例のサーモンを放り投げる魚屋で有名なマーケットです。尤もあれは放り投げる用の魚を決めていて時が来ると大きな声を出してサーモンを投げます。ここでダンジネス蟹のカクテルを買ったら、大きな声で「くらぶかくてぇるぅ〜!」と叫ばれて恥ずかしい思いを致しました。


すぐ横でブルーグラスを歌っている若者三人組がいて、かなり完成度が高く、多くの人たちがカゴにお札を放り投げていました。あれは相当に儲かってるなぁ。米国人はブルーグラスを好きだからかなぁ。かくいう私もたった1ドル、入れました。  もう一軒の魚屋さんでとても美味しそうなエビと貝柱があったので、夕飯用に買いました。



で、ランチはどうしようというので、魚を焼いて挟んだサンドイッチを売りにしている店でハリバットのバケットサンドとクラムチャウダを注文。具沢山のチャウダで美味い。ところがサンドイッチがなかなか出てこない。すると注文を取っていた彼女が「Everything All Right?」と聞くではないか。いやいや、ハリバットサンドは?と聞くと、はっ!っとしてごめん、ごめんと。焼いてくれたのはちょっと味付けの淡白ではあるけれど、中身もパンも美味い。このパンはどこから来たの?と聞くと3ブロックほど先の店からだという。その店が見つからないかもしれないからと、連れ合いが、半分売ってくれないかと言えという。すると彼女が切って紙袋に入れてくれた。これはいくら?と聞くと、待たせたからいらないという!そりゃないだろうと、ティップの瓶に2ドル入れたんだけれど、後から考えてみると、私もずいぶんケチだ! 

つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを(在原業平)(何故こんなところに。)

  スタバ一号店の並びにGoorinの帽子屋があるのを知っていたので、寄ってみた。サンフランシスコの店に比べたら、ボストンの店くらいの大きさはある。ためつすがめつしたけれど、とうとう気にいる物がない。どうもここのところどうしても欲しい帽子に遭遇しない。なんでだろう。来年の夏用にでも、何かいい物をと思うのだけれどなぁ。この街にはここくらいしきゃまともな店はなさそうだなぁ。

  もう一足伸ばそうと思っているところで、どんどん雨脚強くなり、諦めて帰る。この街ではバスに乗ると、必ず一人くらいはなんだかわからない雰囲気の人が乗っている。ホームレスに対してこの街はどんどん居やすい場所を狭めているといわれているそうで、いにくい街になっているのだけれど、制度そのものは他よりも良いらしく、冬も雪が積もるわけではないから、減らないという。  

 本日 7,900歩




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2015年9月17日木曜日

20150916 SFO → SEA

 一昨日から天気は落ち着きを取り戻して本来の温度に帰ってきました。それはどんなの?といったら最高気温が20℃に届くか届かないか、という程度。ウィンド・ブレイカーを羽織るか、羽織らないかというあたり。一番いい状況じゃないですかね。しかし、それでもTーシャツで歩いている連中が平気でいるものなぁ。中国人のおばさんまで、いったいどうしたことか、そんな格好で歩いている。

 シアトルへ移動です。朝から、サンフランシスコのヒルトンは水色の模様に塗られたバスがDreamforceの会場へお客を運びます。街中には水色のリボンでIDをぶら下げた人たちが我が物顔で歩いています。帰りは坂道を下るだけだからとBARTで空港へ行こうということになりました。7年前に来た時も空港と市内の往復はBARTだった記憶ですが、あの時には地下鉄は通っていたんだっただろうか。
 この自販機は切符を買いにくいですよねぇ、慣れるまでは。クレジットカードを突っ込むと頼みもしないのに20ドルを表示します。で、自分が買いたい切符の種類を選び(シニアでone wayで空港まで)、人数を+と-で調整。金額も同じく+と-で調整。これが慣れないとよくわからんのです。その上現金だと出てくるお釣りの最高額が4.95ドルまでだったかな?だから5ドル紙幣を突っ込む必要が生じます。隣に5ドル札への両替機があります。

 今年のスター・アライアンスのitineraryの中でここだけUnitedにしました。米国国内ですからしょうがありませぬ。ところがチェックインカウンターに行ってパスポートを出したら、そのおばさんが浮かぬ顔。「予約を変えたりした?」と聞くんです。いいや!と言いながら、そういえば昨日ウェブでチェック・インしようとしたらできなかったのです。おかしいなぁ・・。そのうち、彼女は電話をかけます。なんかごにょごにょいっています。で、結局座席は押さえたままの番号で出てきました。これ、ひょっとするとセルフでC/Iしていたら該当する予約が出てこなくて往生したかも。

 そしてセキュリティー・チェックなんですが、全くほとんど何もしません。帽子も脱がなきゃ、ジャケットも脱がなきゃ、ポケットのものも出さなきゃ、カバンをそのまま通しただけ。なんでこれで大丈夫なの?
その上、なんとUnitedは国内便だといわゆるビジネスでもラウンジを使わせてくれません。尤もUnitedのラウンジは全くどうにもなりません。ソファーに座っていられるというだけ。そういえば前回はヒースロー/ニューヨーク間でUnitedに乗った実績があったのでその後の国内線でもラウンジが利用できていたのでした。
 もっと驚いたのはこのフライト、UA#1122は2時間を超えるフライトで、搭乗が12:05開始だというのに、ランチも出ません。バナナとシュニッツェルのつまみをもらっただけ。国内線だから?YVRからSFOに飛んできたAir Canadaでは立派なステーキが出ましたけれどねぇ。
 後ろの座席にいた東洋人の女性はLink Railでもご一緒だったのですが、University St.で降りる時に「失礼!」と日本語で言われたので、驚きましたが、日本を離れて長いのか、見た感じは全くわかりません。長く外地に入ると、雰囲気が違ってくるものです。
 ヨセミテのロッジのフロントで遭遇した東洋人の老夫婦と同じ飛行機の中で遭遇してこっちも相当驚きました。世の中狭い。

SEA-TAC空港はSeattleとTacomaの間にあるのでこんな名前です。上から見ると水と緑がたっぷりと目に入ってとても麗しく感じます。やっぱり水はいい!
 Seattleの空港から街へはSky Link Rail(日本人には発音しにくいよねぇ)が40分ほどで行きます。しかも!シニアは片道、なんと1ドルポッキリですよ。すごい!立派!見上げたもんだ。

 しかし、バゲッジ・クレイムから、この乗り物の乗り場まで駐車場の中を延々と歩くのですが、これは多分なれない人だったら相当に不安になるだろうというほど離れています。雰囲気はヴァンクーヴァーのCanada Lineに相当似ています。
 途中で検札官が乗ってきました。ほとんど警官のようなスタイルです。なにしろ改札口がない。地元の人たちはピッピですが、切符を買っている人たちは見せることは彼らしかいない。ということはいろいろな人が乗ってくるということでもあります。

実はこの都会にはホームレスが大変に多い。これはアメリカの都会では当たり前の景色になってきてしまっていますが、ここのホームレス諸君は元気がある。通りを歩きながら、赤信号で止まっている人に平気でせびる。止まっている車にカップを持って近づく。しまいには父親と幼い娘(本当かどうかはわからないけれど)のホームレスまでいる。だから、シニアはここも1ドルで乗れるバスにも金を持たない人が乗ってくる。運転手が出すまで車を出さないといったらそばにいた客が出してやったりしている。この辺がとても不思議。アメリカの人たちはホームレスに平気で施します。日本人はやりませんが、その分日本のホームレスは下さいといいませんねぇ。やっぱり引っ込み思案なんだろうか。

パイク・マーケットへ行って食べ損なったランチを食べます。ちょっと不本意なところのあるランチでしたけれど、取り敢えずこれで寝ることができそうです。
 明日は雨かもしれないけれど、美術館やら、バス乗りこなしながら移動して参る所存。




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2015年9月16日水曜日

20150915 Sausalito

 大きなホテルの裏口に面しているホテルに泊まるべきではありませんでした。というのはこのホテルはヒルトンの裏口、Taylor Streetを挟んだ反対側にあります。午前3時頃だったでしょうか。グワァ〜ングワァ〜ンという音で目が覚めました。どうやら大きなゴミ缶をガンガンとゴミぐるまに開けているらしいのです。
 そして朝になると次から次に観光バスがガンガンやってきます。ここから各地へバスツアーに出かける人たちのための迎えのようです。
 私たちはいつもの38番のバスにまず乗ります。今朝もこのバスはガンガンやってきます。シニアだよと言って1ドル札を2枚機械に入れます。ドライバーのお姉さんが切符を手渡しで下さいますが、例によってヨレヨレの細長い紙っきれです。

 Van Nessで降りて、通りをバンネスに沿って曲がった工事現場の角にGolden Gate Transitのバスストップサインが付いています。ところがこの10番のバスが、来ない、こない。いつまでたってもこない。ようやくやってきたのはなんと時刻表表示時間の20分後です。渋滞なんかじゃない、運転手がサボっていたに決まっている。乗っていたのはわずかに3人。Golden Gate Bridgeを渡る時にはいかにも観光客らしい人たち、7-8名の乗客がいましたが、ジモティーはわずかに一人。後は全員観光客。






Bridgeway/Bayで下車します。そこにパブリック・トイレと美国銀行のATM。ソウサリートの街をそぞろ歩き。天気良く暖かく、のんびりする。しかし、買い物に全く興味のない我が家のことですから、景色の良い、洒落た街ですが、すぐさま行くところがなくなっちまいます。
 12時15分発のフェリー・ビルディング行きで街を離れます。ひとり5.50ドルですが、この自動販売機は日本のクレジットカードを全く認識しません。どういうこと??現金で買うことにして20ドル紙幣を入れたら1ドルコインがジャラジャラと。

 天気晴朗にして、ベイ・エリアはいうことのない最高の天候でございます。7年前に渡ったアルカトラスがよく見えます。ゴールデン・ゲイト・ブリッジをデンマークの船会社メルスクラインのコンテナ船が潜って入ってきます。






サンフランシスコ側に近づいてくるとセレブリティ・インフィニティーとプリンセス・クルーズのグランド・プリンセスが入港しています。
 ま、なんちゅうか、船の名前に「セレブリティ」なんて付いているというだけでなんだか品のなさを感じないではありませぬ。グランド・プリンセスがついているクルーズ・ターミナルでは多くの先客がポーターに荷物を持たせたりして、ワンワンと集まっています。今日から10泊11日のメキシコ・クルーズだということですが、その料金が、まぁ安くて、びっくりしてしまう金額です。スイートですら1,800ドルとは信じられませぬ。

相変わらず観光客が集まってくるピア39でF-trainを降りました。まっすぐ、なんの迷いもなしにBoudinにいってサウワー・ブレッドに入ったクラム・チャウダと同じくパンの中に入ったチリ・ビーンを買います。これまた、前回と全く同じ展開です。前回と違っていたのはすぐ横に日本人の三世代家族6人が同じようなものを食べていたくらいです。「三世代で旅行とは羨ましいですねぇ」と声をおかけしたら、逆にどこから来てどこへ行くのかと聞かれてしまって、白状する羽目に。
 これまで私たちはサウワー・ブレッドの器を置いてそのまま帰ったものでした。しかるに、今日はこのパンをじっくりと味わってみたところ、この皮はとっても美味しい。これを捨ててはもったいない。持って帰りました。美味しく夕食として戴きました。これは美味い!






ここまできたのだからとちょっと離れて入るけれど、ジラルデリまでココアを飲みに行きました。これまた前回と同じルート。前回はこの途中でIn-N-Outを見つけてバーガーを食べたことを思い出します。ジラルデリのショップでココアとNob Hill Chillを注文。あまりの甘さに途中でやっぱり水をもらいに行く。いや、久しぶりにこんなに甘いものを口にしました。それにしても、次から次に入ってくる人たちが、てんこ盛りの甘いものを前に、照れたような嬉しいような表情でスプーンを挿していきます。みなさん、大きいものを注文される方はそれなりの体つきをしているようでございますよ。

 30番のトロリーバスでマーケットの通りまで帰ろうと乗ってみると、なんと中国系の中学生で満載です。しかもこの子供達は途中から乗ってこられる中国系の高齢者を全く無視してワァワァと馬鹿騒ぎでどこも同じなんだなという気にさせられます。高齢者は高齢者同士で席を譲り合っています。ちょっと自分よりも辛そうな人が来たら立つという、実に涙ぐましい努力でございます。

 マーケット・ストリートまでくると、アクセンチュアの名前入りのグレーのデイパックを背負った連中がやけに目に付きます。日本人のスノッビーな若者たちもやっぱりこのパックを背負って歩いていきます。なんだろうと思ったらこれがこの時期のサンフランシスコのホテル事情を無茶苦茶にしている「Dreamforce '15」というIT系のカンフェレンスの登録者に渡されるパックのようです。なんといっても10万人から参加するコンヴェンションのようで、今日が初日なんだそうです。昨日までに脱出してしまえば良かったのでしょう。

 本日 10.270歩


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2015年9月15日火曜日

20150914  Yosemite → San Francisco バス遅れる

ヨセミテ最後の日です。朝から空は曇っていて、前日までの暑さが嘘のようです。昨日の午後歩いていると急に風が吹いてきて、なんだかパラパラと雨つぶがちらついた場面もあって、大分様子が違うぞと思っていたら、天気予報通りに温度が下がってきました。

これまでシャトルバスを降りたことがないCurry Villageに降り立ってみると、ずいぶん静かで、どうも昨日あたりで滞在客の山場は終わったんじゃないかと思えるほどです。先日ロッジの青空劇場で見たファイアー・フォールの場所を確かめたくて、こちらから声をかけたというステージを見に行きました。ステージはまだそのまま残っていて、何やらプログラムが掲示されていましたから、今でも使われているようです。

 さすがにここに立ってグレイシャー・ポイントを見上げると、首が痛くなるくらい至近距離に見えます。それでも今ではいったいどこから燃えた火を落としたのかはわかりません。ここからなら、声を張り上げて合図したら、上からの声も聞こえるような気がしてきます。「インディアン・ラブ・コール」を歌ってもらいましょう。









またバスに乗ってロッジに戻ってきて、最後の昼飯を取ろうとロッジのフードコートに戻ってきました。私はハムステーキ、連れ合いはスープ。なんだか月曜日だからなのか、食堂も空いています。チェックアウトしてから荷物を預けに倉庫へ行くと、預けてある荷物もずいぶん少なくなっています。

最後に、どうせ水がないからと一回も行かなかったヨセミテ・フォールズを見に行きましたが、さすがに水がない滝なんて、おもしろくもなんともないと言いながら降りてくると、ミュールの群れに会いました。4-5頭の群れですが、立派な角を持ったオスが引き連れています。ここでも心無い観光客が至近にまで接近してしまいます。

 バスが来るという時間に荷物を持って指定された場所に行ってみると、バスは来たものの、「到着が遅れたので、こちらからの出発も遅れる」というのです。空白の一時間半が出来てしまいました。ホテルに遅れる旨の連絡を入れ、さて、何をするかといったら、何も思いつきません。なにしろもう最後だからという行動をしてしまったのですからね。
 ベンチに座って、無駄話に花を咲かせるという贅沢。やっぱり待たされることになったふたり連れに、どこにいたの?と聞いたら、あっちのベンチやらこっちのベンチさ!と。

 途中でなんと雨に遭遇し、みんなでオ〜!と歓声。運転手はサンフランシスコに入ってすぐに「リミット時間が来たので交代」といって女性ドライバーと交代。乗客が入れ替わり彼にティップを出す。
 中国人だとばかり思っていた若い二人連れが日本人だとわかって二人でびっくり。
 ホテルに入ったらもう10時半だった。

本日 10.600歩。


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2015年9月14日月曜日

20150913 エル・カピタン カヨーテ

 とうとうヨセミテ4日目になってしまいました。今日は日曜日なので、多分人出は多いんだろうと思っていたのですが、Yosemite Lodge at the fallの周辺はさほどでもありません。

夏の間しか運行されないEl Capitan Shuttleに乗ってValleyの西に行ってみようと、ビジターセンターのバス停に向かって歩き出したら、すぐ横を何かが歩いてくるんです。あれ?なんだっけ、これ?と思ってすぐさま思い出しました。「カヨウテ」ですよ!ヒョンヒョンと歩いている、と思ったら藪の中へ。ところが本日の始発のシャトルがきて、運転手のおばさんがほらごらん!と指差した先に、さっきのコヨーテが。それに気がついた中国人が数人、コヨーテの行く手を遮る形でカメラを構えています。おばさんが怒鳴ります。ブロックするな!中国人、言葉わかりません!コヨーテはひらりとかわして逃げました。
 運転手のおばさんの話だと、今日は朝から曇っているから、動物は出やすいそうで、雨が降ればもっと出るんだけれど、ということでした。

 実はValleyの中ってこの国立公園の全体の広さの1%にしか過ぎないのですが、かなり広くて、たった1日かそこらだと、地図が頭の中に入っているはずなのに、実際にバスで走るとよくわからなくなります。全体を頭に入れようと思って、約1時間かかるEl Capitan Shuttleにぐるりと一周乗りました。
 そこからもう一度乗って、下りたいところで降りようじゃないかという実に有効な方策です。ところが世の中そんなに甘くない。さて、それじゃここで降りようと思っておりたら、どうもそれほど思ったところじゃない。それでもエル・カピタンの壁がよく見えるところに出て、双眼鏡で見ると、お、いるいる!壁に二人で張り付いているチームがいます。よく怖くないもんだと、見ているだけで、こっちの足元がガクガクします。

 こんなに乾燥してカラカラなのに、よく見ると小さな花が結構様々に咲いています。そんなものを見ながら歩いていると、やっぱりミュールの群れに遭遇します。しかし、若い人たちは思いが至らないせいか、彼らを見ると、平気で自分の写真を撮るために近寄って行ってしまい、結果的に彼らを警戒させてしまって逃げられています。何回目かにミュールの群れに遭遇した時には、身を潜めて見ていたのですが、若者がスマフォを手にして近づこうとしたので、思わず「NO!」と声を出して、下がれと合図をしました。自然の動物に接したことがない人たちはあたかも隣のペットに遭遇したかのごとき態度を取ろうとします。それはどこの国の人も変わりません。現実感がないということなのでしょう。

 これでここに来てから遭遇したのはミュール、リス二種類、リンクス、コヨーテ、鳥数種になりました。ブラック・ベアには遭遇したくないです。

 今日は16,500歩歩きました。


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2015年9月13日日曜日

20150912 グレイシャーポイント・ツアー

私たちのようにバスでヨセミテにやってくると、グレイシャーポイントに上がるにはバスツアーに乗るしか方法がありません。さもなきゃ下から4マイルトレイルをえっちらこっちら登ってくることになります。

 1日に三回バスツアーがあって、朝8時半、10時、1時半です。これはラウンド・トリップとワン・ウェイがあります。なぜワン・ウェイがあるかというと、上からトレイルを下ってくることができるからです。
 ツアー料金にはシニアがあって、ラウンドでひとり35ドル。所要時間はほぼ4時間で、グレイシャー・ポイントには1時間の滞在となります。帰りにトンネル・ビューに5分間止まりますが、今日もまた山火事の煙でかなりスモーキーな景色です。

一行の中に、アジア人が私たちを入れて4名。他のお二人はチャイニーズ系かなぁと思っていたら意外や意外、横浜から来られたという、多分私たちより若干年上ではないかと思われるご夫妻でした。来られてあまり時間がたっておられないのか、眠そうでした。

 つれあいが出がけに喉が痛いと言って強い薬を飲んだら、ワインディング・ロードで気持ちが悪くなって、気がかりでした。

 グレイシャー・ポイントはトイレが3箇所に8箱あるのですが、うち二つが使用不可になっていて、今日は長蛇の列でした。そういえば7-8年前に団体バス旅行で来た時もそんなことだった記憶があります。あの時は、ファイアー・フォールの話は全く知らなかったなぁ。

 今日のバスドライヴァー・ガイドのおじさんもこの話をしていました。ところでファイアー・フォールは毎晩夜9時に実行されたという話は聞いていましたけれど、何回か9時を過ぎたことがあったそうで、そのうちの一回はJFKがYosemiteにきた時にアワニー・ホテルに到着したのが遅くなり、ディナーが遅れて、とうとうファイアー・フォールを遅らした時のことだそうです。
 ガイドのおじさんのジョーク「この中にテキサスから来た人いる?いない!じゃ、いうんだけれど、外国から来た人はいますか?って聞くと手を上げるんだよ、テキサスの人は。」

 トンネルは1938年に2年の工事期間で出来上がったのだそうで、あれがなかったら面白くないことになっていた、わけです。
 
帰ってきたら午後1時半を過ぎていて、キャフェテリアで食事をしました。部屋に帰ってきて、コーヒーを入れて、やれやれと外を見たら、なんとそこへLynxが平然と歩いてきて、私と目が合いました!カメラを取り出すも、時すでに遅く、藪の中に消えようとしていたので、慌てて扉を開けて外に出ると、なんと脇からメスのミュールが突然現れ、平然と私の前を通っていくではありませんか!いくらヨセミテだとはいえ、こんなお客さんに出会えるとはびっくりです!

慌ててとりだしてとったリンクスの写真。ボケボケ。









そのあと現れたミュール。


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冬の北国 ホニングスバーグ/ノルウェー 2025.02

   このそりに乗っかって、おばさんがす〜っと坂道を下っていくところに遭遇すると、とっても羨ましく感じるんだけれど、考えてみたら、帰りは押し上げて帰るんだよね。  やっぱ楽じゃないな。  真っ白い教会が雪景色の中で、なんと感動的なんだろう。  やっぱり雪に閉ざされた毎日を送った人...