大きなホテルの裏口に面しているホテルに泊まるべきではありませんでした。というのはこのホテルはヒルトンの裏口、Taylor Streetを挟んだ反対側にあります。午前3時頃だったでしょうか。グワァ〜ングワァ〜ンという音で目が覚めました。どうやら大きなゴミ缶をガンガンとゴミぐるまに開けているらしいのです。
そして朝になると次から次に観光バスがガンガンやってきます。ここから各地へバスツアーに出かける人たちのための迎えのようです。
私たちはいつもの38番のバスにまず乗ります。今朝もこのバスはガンガンやってきます。シニアだよと言って1ドル札を2枚機械に入れます。ドライバーのお姉さんが切符を手渡しで下さいますが、例によってヨレヨレの細長い紙っきれです。
Van Nessで降りて、通りをバンネスに沿って曲がった工事現場の角にGolden Gate Transitのバスストップサインが付いています。ところがこの10番のバスが、来ない、こない。いつまでたってもこない。ようやくやってきたのはなんと時刻表表示時間の20分後です。渋滞なんかじゃない、運転手がサボっていたに決まっている。乗っていたのはわずかに3人。Golden Gate Bridgeを渡る時にはいかにも観光客らしい人たち、7-8名の乗客がいましたが、ジモティーはわずかに一人。後は全員観光客。
Bridgeway/Bayで下車します。そこにパブリック・トイレと美国銀行のATM。ソウサリートの街をそぞろ歩き。天気良く暖かく、のんびりする。しかし、買い物に全く興味のない我が家のことですから、景色の良い、洒落た街ですが、すぐさま行くところがなくなっちまいます。
12時15分発のフェリー・ビルディング行きで街を離れます。ひとり5.50ドルですが、この自動販売機は日本のクレジットカードを全く認識しません。どういうこと??現金で買うことにして20ドル紙幣を入れたら1ドルコインがジャラジャラと。
天気晴朗にして、ベイ・エリアはいうことのない最高の天候でございます。7年前に渡ったアルカトラスがよく見えます。ゴールデン・ゲイト・ブリッジをデンマークの船会社メルスクラインのコンテナ船が潜って入ってきます。
サンフランシスコ側に近づいてくるとセレブリティ・インフィニティーとプリンセス・クルーズのグランド・プリンセスが入港しています。
ま、なんちゅうか、船の名前に「セレブリティ」なんて付いているというだけでなんだか品のなさを感じないではありませぬ。グランド・プリンセスがついているクルーズ・ターミナルでは多くの先客がポーターに荷物を持たせたりして、ワンワンと集まっています。今日から10泊11日のメキシコ・クルーズだということですが、その料金が、まぁ安くて、びっくりしてしまう金額です。スイートですら1,800ドルとは信じられませぬ。
相変わらず観光客が集まってくるピア39でF-trainを降りました。まっすぐ、なんの迷いもなしにBoudinにいってサウワー・ブレッドに入ったクラム・チャウダと同じくパンの中に入ったチリ・ビーンを買います。これまた、前回と全く同じ展開です。前回と違っていたのはすぐ横に日本人の三世代家族6人が同じようなものを食べていたくらいです。「三世代で旅行とは羨ましいですねぇ」と声をおかけしたら、逆にどこから来てどこへ行くのかと聞かれてしまって、白状する羽目に。
これまで私たちはサウワー・ブレッドの器を置いてそのまま帰ったものでした。しかるに、今日はこのパンをじっくりと味わってみたところ、この皮はとっても美味しい。これを捨ててはもったいない。持って帰りました。美味しく夕食として戴きました。これは美味い!
ここまできたのだからとちょっと離れて入るけれど、ジラルデリまでココアを飲みに行きました。これまた前回と同じルート。前回はこの途中でIn-N-Outを見つけてバーガーを食べたことを思い出します。ジラルデリのショップでココアとNob Hill Chillを注文。あまりの甘さに途中でやっぱり水をもらいに行く。いや、久しぶりにこんなに甘いものを口にしました。それにしても、次から次に入ってくる人たちが、てんこ盛りの甘いものを前に、照れたような嬉しいような表情でスプーンを挿していきます。みなさん、大きいものを注文される方はそれなりの体つきをしているようでございますよ。
30番のトロリーバスでマーケットの通りまで帰ろうと乗ってみると、なんと中国系の中学生で満載です。しかもこの子供達は途中から乗ってこられる中国系の高齢者を全く無視してワァワァと馬鹿騒ぎでどこも同じなんだなという気にさせられます。高齢者は高齢者同士で席を譲り合っています。ちょっと自分よりも辛そうな人が来たら立つという、実に涙ぐましい努力でございます。
マーケット・ストリートまでくると、アクセンチュアの名前入りのグレーのデイパックを背負った連中がやけに目に付きます。日本人のスノッビーな若者たちもやっぱりこのパックを背負って歩いていきます。なんだろうと思ったらこれがこの時期のサンフランシスコのホテル事情を無茶苦茶にしている「Dreamforce '15」というIT系のカンフェレンスの登録者に渡されるパックのようです。なんといっても10万人から参加するコンヴェンションのようで、今日が初日なんだそうです。昨日までに脱出してしまえば良かったのでしょう。
本日 10.270歩
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