2015年9月29日火曜日

20150927 一日失う。

 日曜日のSeattleの朝はきりりと引き締まる良い天気です。マウント・レーニアがよく見えております。ホテルのチェックアウト時間は正午だというので、のんびりと過ごそうという算段です。午前5時半に一度目が覚め、小一時間ほどホテルのwifiを楽しんで二度寝という贅沢です。

 二度目に目が覚めたらなんともうすでに9時半近くになっています。ホテルの朝飯は10時までといっていましたから、かねての打ち合わせの通り、裏のデニーズへ赴きました。  デニーズ!なんて久し振りなんだろうか。一体内を頼めば良いんでですかねぇ。なんていっている間にペロッとメニューの裏側を見たら、そこにseniorの文字!何がシニアの意味なのかもわからないのに、よく見ると1ドルばかりやすい。これだ、これだってんで、2eggsのオムレツを頼みました。

 イングリッシュ・マフィンを半分にして、トーストしたものが付いています。果物が小さなカップに入ってきました。ぶどうが甘い!最初にメキシカンと思しきおじさんが飲み物はジュース?なんて聞くものだから、ジュースに。連れ合いはクラブハウスサンドイッチ。これで26ドルちょっと。

  今日はSeaHawksのhomeのオープニングゲームがあるそうで、デニーズの中もいかにもその手のファンばかり。デニーズに向かって歩いてくるときには前身羽で飾ったおじさんが通りかかり、そのおじさんがニコッとしたら、なんと犬歯にバンパイアのような尖った歯がはめ込んであります!唖然として見送った時にはときすでに遅く、写真を撮り忘れました。 

 SeattleからのフライトはAir Canadaのヴァンクーヴァー行きで機材はなんとDH-300。通常この機材だと機材の扉を下ろした部分が階段になっていてそこから乗りますが、今日は足の不自由なおばさんがおられるので、斜路になるゲートが横付けになっています。ここがアメリカのすごいところで、このおばさん一人のためにこの斜路が運んで来られ、二人の屈強な男性職員がやってきて、おばさんの前と後ろについて飛行機へ案内します。

  ことほど左様で、クルーズなんかでも車椅子の乗客がいるのは当たり前ですし、昨日泊まったホテルのコーテジーコールのバスも車椅子の人が乗りやすいゲートを装備しています。

  街中を走るバスも、車椅子の人がいるとステップから斜路が電動で降ろされます。そして乗客もそういう人たちが利用するのを当たり前として捉えています。日本のバスは運転手がいちいち運転席を離れて、板をセットするので、とっても時間がかかり、利用者も尻込みをしがちです。障害を持っている人の公共交通機関の利用のしやすさという点では設備も周りの乗客の考えでも、日本は先進諸国に大きく遅れていると言ってよいでしょう。その点ではオリンピックを本当にやるのであれば、その意識改革、設備改革は急務でしょうね。

  で、カナダ航空なんです。実は私はカナダ航空をこれまで依怙贔屓してきました。スタ−・アライアンスの中でUnitedはいつでも私の期待を裏切ってきていましたので、前回からカナダ航空を優先的に使ってきたのですが、今回のセルフ・チェック・インでは私のパスポートを認識しませんでした。そこで予約番号をわざわざノートを取り出してインプットしてようやく認識。するとシアトル→ヴァンクーバー(AC-8094)、ヴァンクーヴァー→オークランド(NZ-23)。オークランド→クライストチャーチ(NZ-513)の三枚のボーディングカードがヨレヨレの紙で出てきました。その次にバゲッジタグが。それをカバンにつけ。カウンターに行っておばさんに預けました。おばさんは何もいいません。ラウンジは入れるの?と聞くとハイ!と。

  ヴァンクーヴァー行きのゲート近くにあると聞いていたラウンジはUnitedのラウンジでした。じつはヴァンクーヴァー行きはモノクラス、つまりエコノミーしか設定されていません。これしか選択肢がなかったので、こうなってしまったのですが、案の定、United Loungeでは断られました。

  ゲートで私の名前を呼びます。行ってみると、バゲッジを預けた時のエビデンスがあるか?と聞きます。小さなタグを剥がしてノートに持っています。どうやらこれではなくて、通常ボーディングパスに貼られるあのエビデンスのことを言っています。私は持っていません。私の名前を呼んだお姉さんがもう一人のお姉さんに「これってどうするの?」と聞きましたが、そのお姉さん、それはそれは品のない表情をして、「知らないワヨォォ」とのたまわりました。おいおい、どうなっちゃうんだよ。「バゲッジは大丈夫なのか?」と聞くと「ふん」というだけだ。アァ、やっぱりカナダ航空もこんなモノなのねぇ・・・。
  そういえばかつてトロントの空港で自分がブックしたフライトがセルフチェックで出てこなかったという涙事件もありましたしねぇ。やっぱり北米軽飛行機会社はダメかなぁ。しょうがないのかなぁ。


にほんブログ村 旅行ブログ 親子・夫婦世界一周へ

0 件のコメント:

コメントを投稿

海外旅行者障害疾病保険

   旅行に出るときは怖いので保険をかける。ところが70歳をすぎると、保険会社が警戒をする。ネット上で気軽にかけられる、というのが概ねほとんどの損保の宣伝文句だけれど、70歳を超えたらネット上では受け付けないという損保が多い。しかもそれは31日以内だという。  つまり、70歳以上...