2015年10月1日木曜日

20150929 クライストチャーチ

28日がどこかへ行ってしまって、私たちがオークランドへ到着したのは29日の早朝午前5時前のことです。検疫はニュージランドは豪州に負けず劣らずかなりうるさいです。入管はたいしたこともございませんけれど、税関が大変です。といってもよほどのことがなければ大丈夫ですが、食べ物には豪州同様かなり気を使っています。

 申告書に食べ物を持ち込んでいないか?と聞いている項目がありますが、カバンそのものをX線に通します。私のスーツケースも引っかかって、おじさんが「なにかジャムの瓶のようなものがあるぞ」と言って開けてくれといいました。いや、すごいな、まさに図星で、ヨセミテのスーパーで買ったジャムがひと瓶手づかずで入っています。あ、そうだ、「コーヒーも持っているけれどね」と言ったらそんなのには目もくれず、彼が見つけたのはやっぱりアメリカで買ったスープの缶詰。ジャムは開けていないのを確認して無罪放免。

  やっぱりビーグル犬がいます。前回うちのかあちゃんはバナナを持っていて、慌てて手前のゴミ箱に捨てたものの、匂いはしっかり残って、ビーグル犬に検出されておりました。
荷物をAir NZのドメスティック・トランスファーのドロップオフに乗っけて、ドメスティック・ターミナルまで歩きます。「寒いから無料のシャトルに乗っていけるよ」と教えられたのですが、今日は歩いていないからと歩きました。結構あります。

  ゲート29に行くと、今まさに前のChristchurch行きの便の搭乗が始まったところでした。それから約1時間半の待ち時間ですが、この路線はモノクラスでラウンジが使えません。じっと眠い目をこすりながら、30分だけ無料のwifiを動かしました。

  Air NZのこのフライトは新品のA320で3列3列のモノクラスです。幸い私たちの席は2Aと2Bで、乗り降りも楽でした。2回も乗り継いだのに、バゲッジも無事に手元について、ほっと一息です。

  ツアー会社からは空港へ向かいを出すからというものでしたが、なにしろ空港に誰かに迎えに来てもらうという経験がないので、どういう態度をとって良いのかわからなかったのですが、すぐ横にGrand Pacificという会社の札を持った男の人がいてくれて、わかりました。このフライトで到着したのは私たちだけのようで、すぐさまホテルへ。沿道はまさに桜が満開です。しかも、あっちにもこっちにも、あれよあれよというくらいにたくさんの桜の木があって、どれもこれもが花が満開です。聞いてねぇよ、と思わず叫びたいくらいに桜が満開です。みんな、花見に繰り出そうじゃないか!

ホテルはなんだか英国風の建物のモーテルです。14時まで部屋が準備できないから、その時に来てくれと言われ、朝ごはんを食べるならご案内しますよ、というので「テューダー」という名前のレストランに上がりました。朝ごはんのバフェだというのですが、フロントの人がヴァウチャーがどうのこうのといったので、てっきりタダだと思ったらなんとひとり23ドルもする朝飯でした。ことばで確認しろよ、とまた自分に言い聞かせます。

 街の中心までどれくらい?と聞いたら歩いても20分だというので、歩きました。街の中心はもちろん、あの時の地震で崩壊してしまった大聖堂な訳ですが、迂闊なことに私はこの大聖堂はカソリックかと思っていたのですが、ニュージーランドなんですから英国国教会なのですね。それがわかったのは日本人のバンシゲル(坂茂)がデザインしたというカードボード大聖堂を見たからなんですね。それまではそうとは知らず。

街の中を古いトラムがぐるぐると回っています。その大聖堂のそばの乗り場に行ったら、どう見ても日本人訛りの英語を喋る切符売りのおじさんがいます。トラムの乗車券はホップオン、ホップオフで20ドルするというのですが、これは日本円に換算したら1,600円にもなるわけですから逡巡していました。しかし、どうやらこれはこの街の中心地を見るのには効率が良さそうだとわかったので、ボタニカル・ガーデンのガイドツアー付きでひとり35ドルという切符を買いました。なんでもこの切符売りのおじさんは19年前にここに来たんだそうで、それからクライストチャーチも大きく変わったとおっしゃっておいでです。

 うちのかあちゃんが初めて来たのは1995年のことですから、ほぼ同じ頃。あそこにKFCがあったという話で検証できました。アハハ!

ここのお庭は広大な公園の一角にあり、驚くことに中国から来たメタセコイヤというものまであります。そうだったのか!  彼にスーパーマーケットの位置を聞き、また歩きます。


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