2015年10月10日土曜日

20151010 ホビット村

 Lord of the Ringという映画は長い映画ですよねぇ。なにしろ三部作の一作目は劇場公開版でも178分。これ、スペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)だと208分にもなります。二作目も劇場公開版は179分で、SEEは223分。三作目に至っては劇場公開版201分で、SEEは250分にも及びます。年寄りが劇場に足を運ばないのはここに要因がありそうです。ホビットだと一作目「思いがけない冒険」は169分、SEEが182分。二作目「竜に奪われた王国」は161分、EE版が186分。三作目、「決戦のゆくえ」が145分でEE版が164分。全部統合すると劇場版は1,093分、SEEは1,213分という膨大な長さに及びます。
 原作は1973年に81歳で亡くなった英国人のJ・R・R・トールキンです。しかし、これを映画にしたのはNZのウェリントン出身の脚本家で映画監督のPeter Robert Jacksonです。Jacksonがホビットが出て住んでいるとするホビットの村を撮影するのに際して探しに探したロケ地がオークランドから車で二時間ほどガンガン飛ばして到達するMatamataという街の郊外の羊の放牧地だったのだそうです。その撮影地がそのまま残してあって、入場料を取って、ガイドがついて見物することができます。

私たちはオークランドのインフォメーションで申し込みました。朝のピックアップは6時半です。すぐ近所のホテルで香港から1996年に豪州へ一家で移民したという女性、高級ホテルでミルフォードサウンドで道路閉鎖で必死のパッチで脱出してきたアメリカ人夫婦、メルキュールで昨日やってきたオレゴンから来たおばあさんの5人一行で出発。


香港から来たお嬢さんは高校生時代に豪州へ来たと言っていましたけれど、香港返還を期に移民してきたんでしょうねぇ。彼女はロード・オブ・ザ・リングの大ファンだそうで、ワクワクするといっていましたが、私はテレビで通り一遍、見ただけです。なんせ、長くて暗くて、すぐ飽きちゃう。
 それにしても映画界はスター・ウォーズにしてもそうですけれど、こうしたシリーズものばっかりになってきてませんか。キャラクター作りから何からゼロからやるのに比べたら、業界としては安定した客が望めるでしょうから、しょうがないっちゃしょうがないのでしょう。

全くの民間の牧場だったところです。今でも周りは牧場です。小高い丘の上から見たら周りは全部牧場です。Mata Mataの街からだって15kmくらいあります。もうくねくねがんがん走ったので、自分たちがどこにいるのか、まったくわからなくなっちゃいます。
 1999年に作ったロケ地だそうですが、実際には撮影が終わって撤収したというのです。そのあとに観光施設として復旧したのだそうです。そういえば南島のツアー中にガイドのAlexにこの6本の映画で全部でどれほどの収益になったの?と聞いている人がいましたが、私には彼の答えを聞き取る能力はありませんでしたねぇ。

自分たちの車で入っていったら混乱しますから、駐車場で降りて、このグリーンのバスに乗り換えます。そこからもうすでにガイドの女性が乗ってきています。こんな施設ですから、このガイドの人は生声で説明をします。30人くらいの人間に聞こえるように話すわけですから、かなり大変そうです。私たちが二つ目の集団のようで、私たちの前には日本人ばかりの集団がいて、専門の通訳がついています。わがつれあい、時々先行グループに近寄っていって説明を日本語で聞いています。アハハ!

最後に池の畔に作られた村の施設へ行って、一杯の飲み物が振る舞われます。勿論クッキーなんかを買うことだってできます。トイレもそれ風にしてあって、入っていくと、わざわざご丁寧にトイレの写真をお撮りのおじさんまでいるします。





 全部の見物が終わって戻ってきたところで、運転手兼ガイドのショーンも一緒にランチンします。お仕着せメニューですが、野菜サラダ、ペンネ、茹で芋が結構美味しくて、おかわりをしました。一人で来られたお婆さんが18年来のベジタリアンなんだそうで、彼女だけ、野菜だけ、つまりチーズなんかの入らないペンネを食べておいででした。

 帰りにTip Topというアイスクリームを売っている店に立ち寄って、シングル2.50ドルというアイスクリーム(ホーキーポーキを選びました!)を買ってびっくり!ワンスクープじゃねぇのね!コテコテにのっけてあるのよ。二人で一個で十分なのさ。

 帰りにはドライバーでガイドのショーンにいって、街の真ん中辺にあるMercureのところで降ろして貰いました。Countdownという(多分、豪州のWoolworthのNZ版)スーパーに行きます。ここの前には確実にいえなき子の人がいますが、今日座っていたのは若い女性で、なんと手元にハツカネズミのようなネズミを二匹抱えています。どうしちゃったというのでしょうねぇ。
で、安かったグリーンアスパラを買いました。普通のホテルに泊まっていたら、絶対に手を出すことができませんけれど、YHAですからキッチンがあるわけで、ちょちょいのちょいと茹でられますからね。そろそろ持ち運んでいる食材をやっつけなくてはなりません。




AucklandのCBDではこれが多分メイン・ストリートのQueen Streetを登っていくと後ろからシュプレヒコールが聞こえます。なんだろうと振り返ると、難民を受け入れよう・デモです。そういえば日本政府は「難民受け入れの前にやらなきゃならんことがある」といって顰蹙を買っていましたねぇ。なんでそんなことを知っているのかといったら、毎晩podcastで日本のニュースを聞いているからなんですね。




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