2015年9月9日水曜日

20150908 YVR → SFO

 本日は朝から雨でございます。天気予報ピタリと当たりました。朝7時の気温はなんと14℃!もうダウンのコートを着ている人だっておられます。


 本日のフライトはAir Canada 1846便。フライト時間は2時間半。もちろん空港まではSky Lineで行きます。2.75ドル。サンフランシスコではいつもはBARTのPowell駅のそばにホテルを取るのですが、今回はちょっと離れているというのでシェアード・タクシーを手配しました。あの坂を荷物を引っ張って上がれるような歳ではなくなってしまいましたので。

 Air Canadaのwebチェックインを始めて実行しました。ところがボーディング・パスを印刷できません。ホテルのパソコンをいじってみたのですが、全部(といっても2台しかありませんが)windowsでパスワードを入れるところですでにつまづきました。
 それでiPad miniでpdfの形でファイルし、それを提示できるようにしましたけれど、これで通用するのかどうか、全く自信がありません。
 多分一昨年にパリのCDGで全日空便にこれで提示したところ、ゲートで驚かれた記憶があるのです。あれ以来この種のデバイスでチェックインしたことはありません。家を出るときに印刷していくくらいのものです。

 結局はカウンターでおばさん係員の方が普通のボーディング・カードにしてくださいました。で、驚いたのはここからです。アメリカ行きのカウンターにはバゲッジ用のベルトコンベアがない!自分で転がしてバッゲジ・ドロップのところまで行くのです。ベルトを外したわけではなくて、最初から作ってないんです。どういう意味でしょう?

 アメリカ行きのカウンターが別になっているのには、わけがありました。セキュリティーを通って行くと、その先には米国入国管理局があるのでした。あぁ、そういえばトロントの空港でもそうでしたねぇ。
 前回同様、両手の指紋と顔写真を撮られました。つれあいの時に、アジア系と思しき係官が「はい、右手、はい左手」とやってきて、最後にぽつんと「はい、右足」といったので、二人で大笑いをしました。この時、横にあるモニターを見せながら「これがあなたの荷物ですね?」と私たちの荷物を見せるのです。ボーディングパスについているバゲッジのタグ番号でチェックするのか、ずいぶんな管理をしているものだと驚きました。

 こんなに手続きに時間がかかるとは思わなかったので、ラウンジに入ったら一時間もありません。ヴァンクーヴァーのMaple Leaf Loungeに入らないで通り過ぎるわけにいきませんし、ランチを取っていないのでお腹が空きます。
 私たちが乗るE-82ゲートにほど近い、E-84ゲートの上にラウンジがありました。wifiは驚くほど遅くて、ランチに専念。大したものはありませんが、コーヒーマシンがフレイバーを選択できるというのは初めて見ました。


 正確に言うと私たちが乗ったAC1846便はAir Canada Rougeと呼ばれる会社のフライトです。機材はA-319-100で、17.8年経っているという古参。CAの彼女はとっても早口でとてもとてもついていけませぬ。彼女がアナウンスをすると、すぐそのあと、他のCAがフランス語でアナウンスをしています。





 この飛行機にはモニターが全くついていません。なんだつまんないねといっていたら、iPadが提供されました。ゲームと映画が楽しめます。しかしながら、英語とフランス語の選択肢がほとんどなので、精神病院の医者と患者のサスペンスなんて見ちゃったものだから、分かりゃしない。この「Elephant Song」は2014年のカナダ映画で、今年の6月に渋谷のアップルリンクで公開されていたんだそうです。字幕付きで見たい。つれあいは私が全日空の中で見た「Boy Choir」です。この映画は11日から日比谷シャンテで公開。日本ではクワイアという言葉に馴染みがないせいか、邦題は「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」というんですが、後半部分は意味不明。いらないと思います。ダスティン・ホフマンが出ています。ちょっと突っ込みの浅いストーリーで、ダスティン・ホフマンも良い役なんだけれど、クワイアの指揮者の演技としてはどうなんだろうなぁという不満足感が残りましたねぇ。


 このフライトは2時間半ありますから、ちゃんとしたディナーが出ました。病院じゃないんだから4時近くにステーキを食べちゃうとそのあと何も食べたくありません。メインはビーフ、チキンのブリースト、ラヴィオリからの選択。こういうところでは魚は出ませんねぇ。生クリームたっぷりのテレミスまでは食べられません。コーヒーが飲みたかったなぁ。



 サンフランシスコに到着すると、ムッとする暑さです。冗談じゃないよという暑さです。シェアーシャトルの運転手はアラブ訛りの英語で「Indian Summerだよ」といっています、確かにサンフランシスコでは昔も経験したことがあります。Los Angeles近郊に住んでいる友人もそういっています。それにしても暑い。

 PostとTaylorにある、例によってBooking.comでとったHotel Andrewsは小さなこの地によくある建物で、エレベーターは手動扉開閉のもの。フロントの女性がチキンサラダを食べているところを邪魔して、チェック・イン。水を買いに行ってから、明日の計画を練ります。

 突然消防車のサイレンがすぐ近くで聞こえて、えっ!と窓から身を乗り出すと、裏の空き地の枯れ草が燃えています!消防士が入ってきて、ばっと水をかけたらあっという間に消えましたけれど、なんだか人為的な火事のような気がします。

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