とうとうヨセミテ4日目になってしまいました。今日は日曜日なので、多分人出は多いんだろうと思っていたのですが、Yosemite Lodge at the fallの周辺はさほどでもありません。
夏の間しか運行されないEl Capitan Shuttleに乗ってValleyの西に行ってみようと、ビジターセンターのバス停に向かって歩き出したら、すぐ横を何かが歩いてくるんです。あれ?なんだっけ、これ?と思ってすぐさま思い出しました。「カヨウテ」ですよ!ヒョンヒョンと歩いている、と思ったら藪の中へ。ところが本日の始発のシャトルがきて、運転手のおばさんがほらごらん!と指差した先に、さっきのコヨーテが。それに気がついた中国人が数人、コヨーテの行く手を遮る形でカメラを構えています。おばさんが怒鳴ります。ブロックするな!中国人、言葉わかりません!コヨーテはひらりとかわして逃げました。
運転手のおばさんの話だと、今日は朝から曇っているから、動物は出やすいそうで、雨が降ればもっと出るんだけれど、ということでした。
実はValleyの中ってこの国立公園の全体の広さの1%にしか過ぎないのですが、かなり広くて、たった1日かそこらだと、地図が頭の中に入っているはずなのに、実際にバスで走るとよくわからなくなります。全体を頭に入れようと思って、約1時間かかるEl Capitan Shuttleにぐるりと一周乗りました。
そこからもう一度乗って、下りたいところで降りようじゃないかという実に有効な方策です。ところが世の中そんなに甘くない。さて、それじゃここで降りようと思っておりたら、どうもそれほど思ったところじゃない。それでもエル・カピタンの壁がよく見えるところに出て、双眼鏡で見ると、お、いるいる!壁に二人で張り付いているチームがいます。よく怖くないもんだと、見ているだけで、こっちの足元がガクガクします。
こんなに乾燥してカラカラなのに、よく見ると小さな花が結構様々に咲いています。そんなものを見ながら歩いていると、やっぱりミュールの群れに遭遇します。しかし、若い人たちは思いが至らないせいか、彼らを見ると、平気で自分の写真を撮るために近寄って行ってしまい、結果的に彼らを警戒させてしまって逃げられています。何回目かにミュールの群れに遭遇した時には、身を潜めて見ていたのですが、若者がスマフォを手にして近づこうとしたので、思わず「NO!」と声を出して、下がれと合図をしました。自然の動物に接したことがない人たちはあたかも隣のペットに遭遇したかのごとき態度を取ろうとします。それはどこの国の人も変わりません。現実感がないということなのでしょう。
これでここに来てから遭遇したのはミュール、リス二種類、リンクス、コヨーテ、鳥数種になりました。ブラック・ベアには遭遇したくないです。
今日は16,500歩歩きました。
2015年9月14日月曜日
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