朝、午前5時半ごろに目が覚めた時にはもうすでに、船は一週間前に出発したSeattleのPier-91に着岸していました。
Westerdamはまた今日の午後3時にはこの岸壁を離れて、遠路はるばるパナマ運河を通ってフロリダのFort Lauderdaleまで18日の航海にでます。つまり、アラスカ・クルーズは今シーズンはこれにて終了なんです。これからカリブ海クルーズが始まるのですが、なんと船会社は賢明にもただ回航しただけじゃ金になりませんからこれも商売に直結です。そのまま外側のベランダ付きに二人で乗ったら7,000ドルくらいするかもしれませんね。そりゃむりだ。
この日の朝の予定は下船の予定だけがしっかり通知されるだけで、朝飯は一体全体いつも通りにサービスされるのか、それとも前夜に確保しておかなくちゃいけないのか、全くわかりませんでしたけれど、Dk-9のバフェレストラン、Lidoはいつも通りのサービスが行われていましたから、しっかりといつものオムレツを作ってもらいました。
船室のベランダに出て見ていると乗組員がユニフォームのままぞろぞろと歩いてターミナルに入っていきます。何事かと思っていたら、彼らもアメリカへの入国手続きをしているわけです。
私たちの下船は午前8時半からと通知されていましたけれど、それは私が空港へ送られるサービスを申し込んでいたからです。自分で勝手にタクシーで降りるといっておけば、多分下船は9時半ごろとなって船でゆっくりすることができたのでしょう。
シアトルの街の見物コース付きの人たちは午前7時半に降りて行きましたが、もうその時には従業員の代表がそれぞれの部門からターミナルに立ってお客さんの見送りをしています。2000人が全員降りるまでやっているわけですから大変です。
Pier 91からSea-Tac空港まではほぼ30分です。今日一泊するホテルはCrown Plazaでダウンタウンへ行くリンクの駅の真ん前にあるので、歩いて行けないことはありません。しかし、つれあいの腰痛の様子が良くなさそうなので、駐車場ビルに渡ったところにあるホテルシャトル呼び出しで、空港のホテル出迎えバスを電話で呼んで、ホテルまで連れて行って貰いました。
チェックインは午後3時からだというので、荷物を預けて、West Lakeまでlight railでまた出て行きます。というのは以前にバスにWest Lake Parkでイベントがある、と書かれていたからです。
なんのイベントかもわからず並んでみると、デジタル映像作家が作った暗闇の中で生きているアナログの存在である人間がデジタル環境の世界と共に成長する、というテーマみたいなんです。中に入ると真っ暗な空間にスクリーンができていて、そこに映し出される映像が確かに自分の体の動きに合わせて自在に動くというものなんです。そしてその動きのパターンが最後に自分のプロフィールの中に反映されるというわけです。こりゃ、要領を得てやらないとねぇ。
出てきてから、何か説明があったのです。何かと思ったら、あなたのイメージを写真にして送るというのでアドレスをインプットしてくださいというのです。あとで確認したらシルエットのプロフィルが送られてきました。面白いからそれをfacebookのプロフィールにしました。
2015年9月27日日曜日
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