43日目
バンクーバーの街中へ、バスで行こうという計画です。ホテルの前から17番のトロリーバスに乗っていけば、街中で19番に乗り換えることでスタンレーパークの中まで連れて行ってくれるぞとGoogle mapに教えてもらって、バス停で待っていました。もう9時を過ぎているというのに、人が少ないんです。みんな通勤でラッシュだと思ったのに。ものすごく静かです。バスの運転手のインド人に回数券を買いたいといったら、街中のドラッグ・ストアーで買ってくれ、一日きっぷが有効だぞという。「じゃ、このシングル・ティケットはいくら?」と聞いたら、これはどうでもいいからというのです。肝っ玉大きいなぁ。
で、街中で「ここで降りて、あそこのドラッグで切符を買ったら、あの角からのバスに乗りなさい」と教えてくれました。それにしても人がいません。どうなってんのこの街は?きっぷを買ったところで、すぐ近くに地下鉄の駅があったので、そうだ、これでウォーターフロントまで行こう!とやってきました。するとフェリー乗り場が目の前に。じゃ、フェリーに乗ろう!と・・いい加減です。
このフェリーが優れものです。デッキはありません。部屋から出られません。しかし、この室内のデッキには出口がいくつも付いているのです。右側は降りる専門で、反対側は乗る専門。しかも、前後両方に進めます。あっという間にお客の乗降が終わります。この設計は素晴らしい。これも一日券で乗ることができます。
ノース・バンクーバーに来てみると、ここはたくさんのお客さんで、ワンワンしています。それにしてもこれがみんな観光客のような気がしません。東洋人もほとんどが地元の住民のようです。平日にみんなこんなところで何をしているんだろう・・子どもは夏休みだろうけれど・・。そのうちにカナダ国旗の小旗を持っている人がどんどん増えてきます。子どもは頬っぺたにメープルのフェイスペイントをしています。これはなんかあるってことだろう。と思っているとお店で買い物をした客が「Happy Canada Day!」といったんで、は、はぁ、カナダデーなんだ!とわかったわけです。
で、カナダ・デーって何よ?調べましたよ。145年前に自治領政府となる法律を制定したんだそうです。ま、いって見れば独立記念日ですね。ということは、今晩はきっと花火があるに違いない。だってアメリカだって独立記念日の晩には花火が上がるっていうじゃないですか。調べてみるとどうやら夜の10時半に上がるらしいです。もっともそれくらい遅くならないと暗くなりませんからね。
お昼はノース・バンクーバーのLonsdale Quay Marketのお肉屋さんのハムとマッシュポテト、そして茹で野菜をふたりでシェアしてお腹いっぱいになりました。
ここで5歳くらいの男の子を連れた札幌出身のお母さんと一緒になりました。
そしてお肉屋さんでためつすがめつしていた時に前にいたお爺さんとお婆さんが「美味しい!」とつたない日本語。多分2世とか3世、もしくは4世くらいの方かもしれません。後で気が付いたら彼らもここのお皿を前にしていました。
Lonsdale Quay Marketの中にはちゃんとビジター・センターがあっておばさまとお姉さんがおられました。ここからバスでスタンレー・パークに行きたいんですが、とお伺いすると「急いでますか?」と聞かれたので、「人生では急いでいますが、今は急いでいません」とふざけてお答えしたのですが、おばさまはそれを無視なさったものの隣にいたお姉さんには受けたらしくて、満足でした。
あ、そんな話ではなくて、山の方へ上がっていってぐるっと回ってスタンレー・パークを通り過ぎてダウン・タウンへ戻って来る246というバスがあるというのです。番号がよろしいではありませんか。青山通りでございますよ。
このバスで丘をガンガン上がっていくと平屋のハウスが坂道に並んでいて、どこかで見たような家並みだなぁと思っていると、ふと思い出したのは豪州タスマニアのホバートです。そう思ったらとても親しみの持てる思いでいっぱいになりました。
街中に帰ってきてから、もう一度、今度は19番のバスでスタンレー・パークへ向かいました。
バラ園が盛りを過ぎています。それでも大きな樹の下にできている木陰はそれはそれは贅沢な涼しさを提供しています。とても居心地の良さそうな公園です。一度は遊びに行っても良い公園です。しかし、もう少し涼しい方が楽しいでしょうねぇ。
今日の夕食はまたもWhole Food Marketで買いました。
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