47日目
サッカーのなでしこはアメリカに5-2で完膚なきまでに叩き潰されちゃいましたねぇ。たこれなら、惜しいもへったくれもないから諦めがつくだろう。佐々木監督は引退するだろうなぁ。そしてこのチームは完成したんで、次は一から作り直してもらいたいとでもいうでしょうかねぇ。私はそれでいいと思う。それにしても折角カナダ・バンクーバーにいたのに決勝をテレビですら見ることができなかったのは残念至極でございましたねぇ。バスツアーの中でも話題にすら上りませんでしたが。
昨日は一日バスに揺られ、800kmほども走ってジャスパーの街に投宿したんですが、今日は近辺を手始めに滝を愛でます。印象に残る滝は二つ。しかし、二つともワンワンと人がいて、スイスの楽しみ方とは程遠い賑わいです。
最初はほど近いMt. Pyramidの麓にあるPyramid Lakeというところを見に行きます。朝のすがすがしさの中に湖に映るMt. Pyramidが神々しくてなかなかな雰囲気です。多分日本人ツアーだったらこの島じゃなくて、手前のミラーのように山が映る方を見に行っただろうなぁという感想を持つのですが、そうも行かなくて。
次に訪れたのがMaligne Canyonと呼ばれているところです。キャニオンだなんて聞くと、グランド・キャニオンのようなふかぁ〜い谷を思ってしまいますが、いやいやそれほどのことはありません。日本にもあるような急流の水が穿った谷をそれはそれは綺麗な水が大量にど〜ッと流れていくのでございます。そこが決定的に違うんですが、周りの見物客の雰囲気がどうしてもそれを引き戻してしまうんでございますよ。
それから、一度私たちはジャスパーの街へ戻って参りました。ジャスパーの駅を見に行きました。グレイハウンドのバス停にもなっていますが、バスは早朝に一便通りかかるだけで、それがいってしまうともうしまっています。ま、鉄道だって、五十歩百歩で午後に来るだけで、レセプションの兄ちゃんはあくびをかみ殺しておりますぞ。建物はなかなか味があって、よろしうございます。
それから今度は93号線をがんがんと南へくだりまして、Athabasca Fallsを見に参りました。こっちの滝がよろしうございますよ!水しぶきをバンバンと上げておりまして、あるポイントに行きますというと、この時間にはものの見事に丸い虹を見ることができるんでございます。しかし、みんながみんなそれを知っているわけではなくて、知っている奴だけが知っているぅぅぅ♪というところがよろしうございます。うふふふ、でございます。
しかし、とどめはコロンビア大氷原と呼ばれている氷河の上に大きなタイヤを付けた特殊なバスで乗っかってしまうという自然を恐れぬ振る舞いでございます。自分も自然の一員だという人間の認識をかなぐり捨てて、ただただ、冗談とワンワンした氷河を楽しみます。ユングフラウ・ヨッホのあのなんでもいいからみんなでわっしょいのような楽しみ方そのものでございます。
こうした自然の真ん中にやってくるには単独行動でどこででも泊まることができる状態でこなくては全く意味がないんでございます。つまり若いときしきゃ本当のところはわからないという典型的な観光といってしまいましょう。
氷河の水を空いたペットボトルに汲んできました。それでコーヒーを入れました。そのまま飲むとそれほどわからない水も、市販のペットボトルの水と飲み比べると明らかにうまいのがわかります。しかし、コーヒーにしたら、コーヒーが旨くないと結局は旨くないという当たり前の結論を引き出したに終わりました。
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