昨夜はもう我慢できずに夜9時には寝てしまいました。ふと気がつくと夜中の午前1時。たった4時間しきゃ寝ていません。午前3時にまた寝付いて、起きたら午前7時。結構寝ました。
Leidenはまだ気温が10℃にも達していない、くらいで寒い!Accuweatherで天気予報を見ると、最高気温が15℃位だと。今日はNSに乗ってデルフト、そして帰りにデン・ハーグに寄ってマウリッツハウスを見る予定。前に来た時は工事中でしたから、一度も入っていないのです。
ライデン・セントラルの駅からInter City 09:05発に乗ってデルフトを目指す。この時間になると乗っているのはほとんどが学生の様で、Den
Hagg HSの駅でどっと降りて行った。彼らを見ながら、そういえばライデンには有名な日本語学科を持つライデン大学があるから軽い気持ちで日本語でいろんなことを言ったらすぐにばれちゃうかもねぇと笑う。
Inter CityだとLeiden Centralを出ると次はDen Haag an NOIに停まり、Den Hagg HSと続き、その次は早くもDerftだ。Derftの駅は驚くほど綺麗になっていて、やたらと近代的。しかし、ホームにある機械にチャック・アウトしておかないと、それをするところがなくなってしまう。Leiden Centralのように改札口があるのはそんなにはないということだろう。
とりあえず新教会を目指す。というのは新教会と市庁舎の間の広場には木曜日と土曜日にマーケットが開かれるという情報をわが家の情報大臣が集めてきていたからだ。まだ10時前なのでまだまだ準備が終わっていない店も多く、そのまま外装工事をしている新教会に入る。デルフトの新教会も、フェルメールが埋葬されているという旧教会も観光客には有料で、両方の入場料と新教会の塔への登り代を含めて、ひとり€6.50だった。
さて、この新教会の塔である。とても狭い垂直の螺旋階段があって、その段数はなんと376段。もっと広い階段だったらまだしも(それでももちろんイヤだけれど)、人がすれ違うことがほぼ不可能ではないかと思われる狭さだ。実際、降りて行く時にあがってきたお爺さんとすれ違うのは容易ではなかった。しかも途中から木の板の階段になってしまう。そうすると蹴込みが素通しだから、なんだか下が見える様な気がして、すぐさまビビる。上に上がった時は息も絶え絶え、冷や汗がじんわり出ていて、顔はしかめ面。泣きそうだった。外に出ると、一歩歩くごとに膝がガグンときて、歩きにくいっちゃありゃしない。
外のマーケットは昼近くなるとどんどん人が出てくる。平日の昼間だというのに、食べ物屋さんの前には多くの人が列を作っている。中でも魚のフライ屋さんは大人気。わたしたちも加わる。白身の魚のフリッターがタルタルソースがついて3.75。昼飯はこれで満足だった。他に搾ったオレンジジュースと試食しておいしかったパンを買った。不思議なことに試食のパンも、チーズもとてもおいしい。木曜日は旧教会近くの運河に沿って骨董市も出る。掘り出し物は何もなかったけれど、この種の店は欧州に来たら必ず冷やかす。
外のマーケットは昼近くなるとどんどん人が出てくる。平日の昼間だというのに、食べ物屋さんの前には多くの人が列を作っている。中でも魚のフライ屋さんは大人気。わたしたちも加わる。白身の魚のフリッターがタルタルソースがついて3.75。昼飯はこれで満足だった。他に搾ったオレンジジュースと試食しておいしかったパンを買った。不思議なことに試食のパンも、チーズもとてもおいしい。木曜日は旧教会近くの運河に沿って骨董市も出る。掘り出し物は何もなかったけれど、この種の店は欧州に来たら必ず冷やかす。
そうそう、オランダの蚤の市で必ず見るのが小さな階段屋根の家の格好をした陶器のボトルだ。屋根の部分が穴があいていて、そこに蓋があるものや穴があいたままのものがある。裏を見るとKLMとかBOLSとか書いてある。骨董屋の親父になんだと訊くと、かつて飛行機のビジネスやファーストに乗ると、ノベルティの様に提供された酒の容器だったという。一体何に使うのかと不思議だったものがひとつ氷解した。
旧教会はフェルメールが埋葬されているという。他にも立派な墓が教会の床に所狭しと埋められている。フェルメールのそれはまったくただのネームプレートの様なものだ。新教会も旧教会も生活感がないというか、まったくの観光施設となっていて、礼拝が行われている実感がまったくない。それでも聖歌の番号を記した板は掲示されている。日曜礼拝は別館で行われていますという札が立っていたけれど、本当にそういうことなのだろうか。そういえばこの街は人口の割には大きな教会が二つもあるのが不思議だ。
旧教会から出てきて暖かい日だまりのベンチでややしばらく暖まってから、運河の反対側にある「プリンセンホフ博物館」(Het Prinsenhof)に行ってみる。スペインとの戦争の間、オラニエ公ウィレム一世 が拠点としていた場所で、元々は16世紀の修道院だったそうだ。フェルメール・センターではオランダの年間博物館カードを訊いてみたけれど、そんなものはないといっていた。それでここでそれを訊いてみると、「あぁ、ミュージアムカードのことね!」と理解してくれたから、あっちでは通じていなかったのかもしれない。二人で手数料を入れて€119.80をカードで払う。これはかなりの美術館をカバーしていて、このまま入れるところもあるし、これを提示して切符を貰うところもある。ここではべつに切符を出してくれた。私の小さな鞄もロッカーにいれといわれたけれど、インドネシア系と思われるおじさんがわざわざロッカーまでいってトークンを入れてくれ、終わったらこれを返してくれといった。
中はオランダのスペイン支配を跳ね返した不屈の歴史を手を変え、品を変え、かなりハイテクを駆使して教えてくれる。肖像画とおぼしきものものが横にある受話器を外して耳に当てると、動き出して、その時の心境を語ってくれたりする。以前きた時にライデンを案内してくれた現地の日本人ガイドの方の話に依ると、ライデンがスペインに抵抗してこれを打ち破った時に、王様から何が欲しいか?と訊かれてライデン市民は「大学を作ってくれ」と要求してできたのがライデン大学だという。
駅に戻ってくると、やたらと人が列車表示板の前にたむろっている。15分ほどでDen Hagg Centralにいく電車が来るという時刻表なのに、プラットフォームに降りるところにある掲示板には15:43の電車が表示されている。そこにいたNSの社員らしい青年にきくと、それまで電車は来ない、ロッテルダムへ行く電車は走っていないという。なにかが起きているらしいけれど、アナウンスはオランダ語でしかない。それにしてもオランダ人はほぼ全員、誰でも英語を話す。この青年もそうだけれど、骨董屋の親父も、出会う人は誰でも、本当に老若男女誰でもだ。
Den Haag HSで降りてトラムでセントラルまでいく。前回は工事中で入れなかったマウスリッツハウスへいく。王宮の隣に建っているのがそうだとは知らなかった。駅の前でとラムを降りてしまったけれど、もっと乗って行けば良かったのだった。前回来た時(2012年)ヨハネス・フェルメールの真珠の耳飾りの少女を見たのは監獄博物館と市立美術館の二回だったからこれで彼女とは三回目のご対面だった。何しろ工事前を知らないから比較ができないのだけれど、それはそれはとんでもないほどに近代的だ。何しろ近代的すぎて地表から地下の受付(わざわざ地下に受付がある)に降りるシャフトエレベーターは入り口がよくわからない。
カウンターでミュージアムパスを見せると、ここではそのまま入り口でバーコードを読み取る方式だった。ここに入った時にはほぼ午後4時になっていた。実は木曜日はマウスリッツハウス美術館は午後8時まで開いている。最初はそうでもなかったけれど、そのうち、次から次に日本人のおばさんを中心にしたツアーの人たちに囲まれていた。みんな日本語のヴォイス・ガイドを持っている。いくつかのフェルメールに再会。しかし、あとになって気がついたけれど、The Gallery Prince William Vとやらに行っていないがどこにあったんだろうか。
ポッターの牛がこんなに大きな絵だった記憶がないなぁと云いながらあのカエルの意味はなんだろうかというのは未だに謎が解けない。
Carel FabritiusのThe Goldfinchは市立美術館で見た時は、部屋の入り口を振り返る様な壁にひっそりとかけられていて、誰も振り返ろうとしていなかったので、密かに見つけた自分のお気に入りのような気がしていたのだけれど、今回の展示やミュージアムショップでの扱いを見ていると、とんでもない、気がついていたのはお前だけじゃないんだと宣言されている様で、そりゃまぁ、当然そういうことだろうよ。
Carel FabritiusのThe Goldfinchは市立美術館で見た時は、部屋の入り口を振り返る様な壁にひっそりとかけられていて、誰も振り返ろうとしていなかったので、密かに見つけた自分のお気に入りのような気がしていたのだけれど、今回の展示やミュージアムショップでの扱いを見ていると、とんでもない、気がついていたのはお前だけじゃないんだと宣言されている様で、そりゃまぁ、当然そういうことだろうよ。
レンブラントの自画像はあれからあっちでもこっちでも、多分全部で10枚近くは見ている様な気がするのだけれど、ここのは別格な扱いである。説明書きを読むと(ここは英語でも書かれている)、なくなった年に描かれたもので、だから最後の肖像画だろうとされている。そこにはそれでもこれだけの力があったのだとしている。例の夜警を描いてから評判がた落ちで晩年は晩節を汚した暮らしだったと云われているけれど、力は落ちていなかったのだ!と云わんばかりの説明書きで、好感が持てるではないか。
帰りはせっかくだからビネンホフを通って駅と反対側に出る。懐かしい風景だ。駅に向かって歩き出すと多分はやりの有機系スーパーマーケット、マルクトがあった。安くはないが珈琲とパンを買う。どうも試食するとすぐに買う癖がある。途中の停留所から通りかかった1番のトラムでDen Haag HS駅まで乗る。
Leiden中央駅に帰ってきた時はごご7時近くだった。駅の構内にあるJulia’sというパスタ屋でペンネとラビオリをテイクアウトする。二つで€11なり。この種のパスタ屋はウィーンの西駅の地下で食べたことがある。帰りに歩いているとiBisの並びにも同じ系列の店が入っていた。それでも駅の店員さんが奮闘している姿がとても好感が持てたのだ。ALDIの安いサラダとペンネで満腹。ちょっと風邪気味で気管にきているのが気になる。
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