四日目
風邪の調子がよろしくありませんけれど、今日は土曜日ですから張り切ってアムステルダムへ向かいます。途中から雨です。8.20ほどの乗車賃です。スキポール線を通ってアムステルダムに到着して、すぐさまトラムに走ると、5番がまさに出ようとしているところで、飛び乗りました。
アムステルダム国立美術館は待ちに待っていました。ようやく改修工事が終わって全面公開となってから初めてです。行ってみると、お客さんがすでに30人ほど並んでいます。私たちは年間友好の「ミュージアムパス」を持っていますが、並ぶ列は全く一箇所のようです。連れ合いを列に残して前の様子を伺いに行っても何もわかりません。なにしろ誰も係りの人がいるわけでもないのです。後ろに並んでおられた英国英語を話すご婦人が「何かわかりましたか?」とお尋ねになるにもかかわらず、何もお伝えするものを持ち合わせておりませぬ。
年間のミュジアムパスはそのまま裏のバーコードを読むだけです。直接ゲートから入ることができます。このパスは二日目にデルフトのプリンセンホフ博物館で購入しました。一人60ユーロでしたが、今日の国立美術館の17.50ユーロで60ユーロを超えました。プリンセンホフが15+マウリッツハウスが14+ライデンのラーケンハル市立博物館が7.50+ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館が15というわけです。
今日は美術館だけでなくて、街中がごった返していますが、それもそのはずで、明日は聖霊降臨祭ですから、今日から月曜日までお休みです。幸いスーパーがやっているので食物には困りませんけれど、月曜日は一体どうなるんでしょう。
通常お休み日のコンサートホールというのは概ね昼のスケジュールです。今日はあのコンセルトヘボウでコンサートがあります。ずいぶん前に切符を取ったのでなんだったかと思ったのですが、ラジオフィルハーモニーオーケストラの演奏で、前半はSzymanowski - Concertouverture in E, op. 12と(これはかなり雄大な曲)Francesconi - Vertical Invader (In opdracht van NTR ZaterdagMatinee en Het Koninklijk Concertgebouw) (wereldpremière)というなんだか聞いたことがない演目で何だろうと思ったら、やっている方は面白いだろうけれど、聞いている方はあんまり面白くないという超モダン。体もだるいし、インターミッションで帰ろうかと思ったけれど、思いとどまりました。で、後半はBeethoven - Vijfde symfonie in c, op. 67 つまり「運命」で、これは非常によろしうございます。あんまり昔にとった切符だったので、演目をもう忘れておりました。
ところでオランダでは何かというと、支払いはクレジットカードよりもデビットカードです。マスターズとかVisaとか出すと手数料を要求されるか、使えないよと突っ返されちゃいます。すぐさま決済できるもの以外は嫌だというわけです。まぁ、スーパーなんかは待ってられないし、危なかっしくて嫌だということでしょうけれど、国鉄に相当するNSなんかでもOV KarteにチャージしようとするとマスターズとかVisaだったら、一回につき50セントの手数料を要求されます。
美術館内を除いて、本日7,826歩。
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