11日目
昨夜はようやく夜中に目が覚めずに朝を迎えることができました。咳が少しおさまってきたようです。9時過ぎに朝ごはんに行くと昨日と同じメンバーが5人。昨日の夕方帰ってきた時に遭遇した東洋人の若い女性たちはもうとっくに出かけてしまったのでしょうか。
このホテルの日本語ぺらぺらのおじさんは、結局日本人だったと判明しました。連れ合いが「上手な日本語ですねぇ」と話しかけたら「私、日本人ですから、尤もこっちへ来てからもう随分になりますけれど」とおっしゃったそうです。なら、何年前にこっちへ?と聞けばよかったのに、といったのですが、相当前のようです。
今日はかねて計画していた通り、マインツへ出かけました。フランクフルト中央駅でどの切符を買ったら良いのか、よくわかりません。大体、ここの自販機は駅の名前がずらずらと出ているわけではないのです。だから、行きたいところまで有効な切符を探すのに苦労します。よく見たら「マインツ」とかいたところがあったので、そこを押し、グループ(5人まで)を押し、all dayを押したらそれで良いんじゃないかとその切符を買いました。27ユーロぐらいでした。損しているんだろうか?
でも、帰りにマインツから乗って電車が走り出すやいなや検札がきて、それを見せたら何の文句も言わなかったので、ズルをしていることには少なくともなっていないようです。
マインツといったらサッカーの岡崎慎司です。でも、そういえばフランクフルトといったら長谷部と乾がいますよねぇ。マインツの駅を降りたら、駅構内の本屋のウィンドウにまさにその岡崎が立っていました。(写真だけれど)。(このあと岡崎は移籍してしまいましたねぇ。武藤がやってきたけれど。)
なんで今日マインツに来たかといったら、土曜日でマーケットが立つと聞いていたからです。そして、来てみて大正解でした。大変賑やかで、華やかで、楽しいマーケットそのものだったのです。八百屋さんには盛りだくさんの野菜や果物。特に太いアスパラガスの山、山!大粒の欧州では初めて見たほど大きなイチゴ。
大聖堂はなかなか大きくて、フランクフルトの大聖堂よりも数段大きなものです。ここにはカソリックらしき教会もあり、ちょっと離れた丘の上にはシャガールのステンドグラスがきらびやかな教会だってあります。なんだかフランクフルトに比べたらはるかにのんびり、ほのぼのしていて、なんだかオランダの街に雰囲気が似ているような感じがします。
マーケットのそばでピアノトリオにトロンボーンとトラッペットが加わった編成に小気味良い女性ヴォーカルでスタンダードジャズをスウィングする集団がいて、これが最高にご機嫌でした。多分彼らは自分たちが演奏するのが楽しくて出てきているんだろうと思わせますが、相当な手練のミュージッシャンです。どこかでゆっくり聞きたかった!
今まで一軒も遭遇しなかった帽子屋にここで遭遇しました。今まで出会ったことのない帽子がありましたけれど、気にいるカラーでなく、諦めかけてじっくり見まわしたところ、薄い紺の布で作られたゆったりしたキャスケット帽のようなものを発見。これ、採用!この帽子屋でアスパラを食わせてくれそうな店を教えてもらい、ついにアスパラガスも堪能。楽しくて、美味しくて、最高のマインツでした。
夜はオパー・フランクフルト(新しい方のオペラハウス)でモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」です。手元のe-ticketをみると15ユーロで、多分一番上だぜ、といってジーパンの上に上着という格好で来てみると果たせるかな、後ろから三列目でした。
まわりは高校生くらいの子供達で、こいつらが平気でスマフォでメールを書くは、動画で撮影はしちゃうは、注意をしたって知らんぷりで平気の平左だという大馬鹿さ加減。こんなにひどいオペラハウスは初めて見ました。そういえば昨年、ベルリンのコンサートホールで平気で動画撮影した観客がいたっけねぇ。このオペラハウスは上演前にも、インターミッション明けにも何の注意もありません。大人の小屋と言えば聞こえは良いのですが、これでは何の縛りもない、ということになりかねません。わからない人間には教える必要があるのです。
作品の仕上がりといったら、私ごとき昨日今日のオペラ客がいうのもなんですが、男性陣の力不足は否めないところでしょう。東洋系アメリカ人のソプラノは歌は上手いんですが、山田邦子が出てきたのかと思っちゃいました。
今日の悪口はここまで。
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2015年5月30日土曜日
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