六日目
風邪の調子が回復しない。風邪クスリを飲むと途端に眠くなるので注意が肝要。今日は朝からエルミタージュへ行くつもりだったのだけれど、急遽やめてライデンの民俗学博物館へ行くことにした。そのあとは初めて見るオペラ。イタリア人の彫刻家をオペラにしたものだと聞いたけれど、こんな演目どこでもお目にかかったことがない。オランダは今日を入れてあと二日。明後日にはフランクフルトに移動。
昨年の10月から開かれていた民俗学博物館の特別展「GEISHA」が今日が最終日というので、あとで後悔してもならじと入ってみることにしました。「どちらから?」と聞かれ「日本です」と答えると受付の男性は「お楽しみいただけますよう」とおっしゃいました。しかしながら、ライデン大学に有名な日本語学科を抱えるこのライデンの地にある民俗学博物館の特別展としてはどうしても中途半端だといわざるを得ない展示になっていることが非常に残念であります。
中身のほとんどというか、全部が京都の話で、これは京都の舞妓と芸妓展とでもいうべき展示でございます。その上、どうも花魁が混ざってしまっています。結局これまで誤解されてきたGEISHAの意味はその誤解を解くことに失敗しているように思えます。それでいながら、置屋のお母さんの言葉がやたらに微に入りだったりするのも、違和感満載。
午後からはDutch National Opera &Balletのオペラ見物。Hector Berliozという19世紀の作曲家の「Benvenuto Cellini」というオペラなんですが、聞いたことがない。彫刻家とそのパトロンの娘の道ならぬ恋の物語でございます。最後はハッピーエンドだから良いのですが、所々で観客の笑いと、驚きが交錯します。いやいや、まるでシルクドソレイユがオペラになったようだといったら大げさですが、これならお子供衆も楽しめるのではないでしょうか。
久しぶりに夕食を外で食べました。ホテル・アメリカーナのカフェです。ここのプレゼンテーションは秀逸です。
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