朝9時過ぎにホテルを出発。おじさんにまた会おうね!と挨拶をして勇躍出発。今朝は寒い。ちょっと早くつきすぎて、駅についても入線ホームが表示されていない。
駅の片隅に「みゅう」と書いた紙を掲げている日本人女性が一人。日本人向け現地ツアーの集合場所のようだけれど、それにしては集合時間がずいぶん遅い。なんだろう?
ホームが表示されて入ろうとするとそこに切符チェックの係員。ここから先は乗客以外は入れない。自分のコーチ番号が書かれている場所にいると、後からロシア人三世代一家がやってくる。ロシア人も米国人に負けず劣らず声がでかいし、周りを全く気にしない。リーダーがあんなだから、国民も「強い奴が勝つ!」と思ってんのかもなぁとしみじみ感じる。
電車が入ってきて、荷物をよいしょと持ち上げて、自分の席の横に荷物を収納して座ろうとすると、そこにくだんのロシア人家族がすでに座っている。「そこは私の席だよ」というとガヤガヤと騒ぎながら移動する。全体主義国家というのはある意味鎖国だから、その間に世界の価値観から遠ざかってしまうので、解放されてからも、なかなか自分のものとして消化するに至らないものだけれど、中国もロシアも世界レベルに追いつくのにはまだまだかかるのかもしれない。そう言われて見ると日本だって、ここまでくるにはずいぶん時間も、文化的消化レベルもさまざま葛藤に遭遇してきた。「自分の価値観で何が悪い!」と言い放ってもきたものだ。
どんな旅行でもいいから、世界をみるということは自分を見直すということでもあるから、いつでもいいから出かける方が良いような気がする。
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