2017年3月30日木曜日

20170330帰国

朝飯がっつり食べて帰国
Andreola Hotelだけではないけれど、私が泊まったホテルはだいたい正午がチェックアウト時間で、10時半に出るのは寧ろ早い方かもしれないですな。
実はホテルをとるときに、マルペンサ空港へ行くバスは中央駅の右側から出ると誤解をしていたんです。実際にはマルペンサ空港行きバスは駅正面に向かって左側から出ます。これを知っていたら違うホテルをとっていたことでしょう。
 バスに乗るためにはタクシー乗り場を横切る必要があって、必ず最低一回は荷物をよいしょと上げ下げしなくてはなりませぬ。若いときならまだしも、この年になると、道中が心配なので、できるだけ交通要所から至近にホテルを求めることになります。

マルペンサ空港まではバスは三社が運営しているらしくて、必ずテントを出して宣伝していますが、実際にはバスの乗り口で金を払って荷物を載せてもらいます。どうやら11時のバスが出たばかりで、私たちは三組目の客でしたから、前から二列目に座りました。片道一人8ユーロです。バスはたっぷりと一時間かかりました。

 どこかの本でテルミナル・ウノ(Terminal 1 欧州外行フライト用)に行くけれど国内・欧州向けフライトが出るTerminal-2へはリクエストがあると停まると書かれていたのだけれど、このバスはまずTerminal-2へ行った。次にほとんどの客が降りたTerminal-1だったのだけれど、これ、結構離れていますねぇ。こういうシステムの空港って結構あるような気がするけれど、乗り継ぎには結構面倒な気がするなぁ。豪州のSydneyの空港もこのタイプで、東京から来た連中がそのままホバートへ移動するのにアテンドするのが面倒だったなぁ。

 アリタリアのチェックインはカウンターの一番若い番号の方だった。なにしろ搭乗時間の2時間くらい前についちゃったので、余裕綽々だった。セキュリティ・チェックは私たちの列はそうでもなかったのだけれど、他の列ではベルトも外させられていたし、このばらつきはどういうことだろう?それがイタリアだよ、といわれればそれまでか。

チョコレートを売っている店で「Venchiはあるの?」と聴いたら先に行ったらVenchiの店があるよと教えてくれたので、最後のジェラートを食べる。だぁれも客がいないので、small cupにチョコレートをしいてもらったら3.00ユーロもした!

 日本を出るときにデルタ・アメックス・ゴールドでゴールドメダリオン会員としてチェックインをして、プライオリティのタグをつけてもらい、ラウンジを使ったので、その気になってマルペンサのアリタリアでカードを出したら、タグはつけてくれないし、ラウンジの話をしたら、だめだという。このカードを持っているということはゴールド・メダリオンなんだよ、と解説をしたら、彼女はようやくマニュアルを取り出して読み始めた。それでようやくCasa Alitaliaの説明をした。しかし、彼女は全くイタリアの若い女性独特のあの「無愛想」接遇に終始した。

 ところがそれにくらべて、Casa Alitaliaのお姉さんときたら、端末で私のマイレージの番号をたたき込んで調べ始めた。すると、どういう加減なのか、「All Nipponのメンバーでもあるのね!?」といいながら、私のステイタスを見つけ、見つけるやいなや、立ち上がって(これがでっかい人なんだ!)「ここには自慢のピッツァがあるのよ!すぐに焼かせるわ!」というので私は慌てて「It might be too big for us!」といったら彼女ったら「2 big pizzaがいるの?」というんで大騒ぎ。ラウンジ内に響き渡る声なものだから、中に既におられたたった二人の利用者に目が合ってしまうというわけだ。
 sparkling wineはどんどん呑めというし、ここの食べ物カウンターはそれほど大きなわけではないけれど、ピッツァ、サラダ、パスタ、スープ、もちろん甘いお菓子、そしてなんということでしょう、大きなサイズのsmoked salmonまであるのですよ!わぁわぁ云いながら楽しんでしまいました。ひょっとしたらこの一ヶ月間の旅で一番美味しかったのはここの料理?

機内はもう満席で、成田行きにもかかわらず日本人はほんのわずか。つまり毎日こんなにたくさんのイタリア人がミラノから成田に来ているってことに改めて驚いた次第。
 それにしても12時間、エコノミーでがんじがらめになって旅をするのはそろそろ限界かもしれない。つれ合いは胃が痛いとか、歩きたいとか、食べたくないとか、辛いらしい。
 イタリア人らしくてみんな良くしゃべるんだわ。人の頭越しにしゃべり続けるのはやめろ!機材がA330だったのだけれど、シートが2+4+2で私たちは真ん中の4列左側二つ。その右側には年の頃なら20代前半じゃないかとおぼしき、よく似た二人連れの女性。なんとなく、日本でよく見る「きゃわいい!アニメで覚えました!日本好き」タイプ。するとそのうちに取り出した封筒から、まさにそのパターンの原画を取り出して見せ合っている。成田に着いてみたら、なんとそれぞれ二つの大きなスーツケースを転がしていて、十分に成田をわかっていますよ、来慣れていますよ、風。これからの日本は本当にこのジャンルで生きていくんだろうなぁと実感。

帰宅後、何にも入っていない冷蔵庫を満たすべく、蕎麦屋に夕食に行き、スーパーに買い物。日本は気が休まるねぇ、やっぱり。

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