サン・マリノ公国からくだってきて、フィレンツェへ向かうのだけれど、距離的に近いところを辿るのではなくて、高速道路を使ってボローニャまでまともに戻り、そこから一気に南西へ下る。70kmほど余計に走るのだけれど、これが一番早いんだそうだ。
途中のAutogrillでトイレ休憩を取ったのだけれど、そこには日本人の女学生の団体、中国の学生団体、韓国学生団体と、アジア人の若者ばかりがワンワンしていた。卒業旅行なんだろうか。
そこへ日本人の出張族らしきおっさん3人がやってきて「修学旅行ですか?」と爺さん婆さんの私たちに聞くんだけれど、現役の教職員のように見えたのかと、嬉しく思わなくてはならないんだろうかね。
フィレンツェは見所満載で、たった二日間じゃ、終わらない。今日はゼネストと言われていたものだから、ウツッフィ美術館が午後は閉鎖されるかもしれないと言われていたそうで、その分空いていたのだそうだけれど、私にはとても空いているとは思えなかった。
この日は国際女性の日、だそうで、イタリアでは季節柄もあってミモザの花を女性に送る習わしだってんですが、そもそもこの日の設定がそんな昔からあったものでもなさそうだから、たまたまこの季節の花をこじつけたってことじゃないだろうか。日頃、水や傘を売ったりしている連中が交差点で、通りかかる人たちに売りつけているのが甚だ似合わない。彼らにはきっと仕切っている親方がいるんだろうなぁ。ランチに入ったお店ではお客さんの女性にミモザの花をプレゼントしていた。
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