バーハーバーというのはかつての大金持ちの避暑地だったんだそうで、ガイドの口から出てくる名前は真っ当か、真っ当でないかの違いはあるけれど(笑う)知らない人はいないだろうと思うような人の名前ばかりでございます。
船は沖どまりで、(多分ピアーを作ることを大金持ちたちは是としなかったのではないでしょうか?)救命ボートとして搭載しているテンダーボートを三隻走らせて、ピストン輸送します。
それに先立って船内に米国国境なんとかオフィサーがやってきて、入国審査をします。船側はこれまで何度もやっているはずですから、もっとサッサと終わると思ったら、とんでもなく焦ってしまっています。多分、これまで以上に手続きが煩雑になっているのではないでしょうか。こんな列を作っているときに、平気で列を乱して横入りする奴が必ずいます。今回わたしの目の前に横入りしたのはインドパキスタン系の老夫婦でした。こういう奴は不愉快だなぁ。
そこから今度は階段を降りて三段目のテンダーボート乗り場に行くのですが、エレベーターで降りてきた夫婦のカミさんは、階段の人たちに向かって「すんません、エレベーターできましタァ!許してね!」と挨拶をしてみんなに認めて貰っています。こういうやりかたもあるわけです。
島に上がってみると、クレアというガイドとゲアリーと言うドライバーのバスで島のてっぺんに上がります。標高1500フィートです。見晴らし良好。
その名もMain Streetの両側にはいかにも避暑客相手にやっているとおぼしき洒落た店が軒を連ねています。どこかに似ているなぁと思ったら、海と山の違いはあるけれど、Jacksonvilleの街かもしれないです。
船のすぐ沖側に水面ギリギリに防波堤が有ります。これはJPモーガンが日頃沖に止めたヨットで午後5時にカクテルを飲むのに、船が揺れるといって作らせた防波堤だというのです。
てっぺんまで上がる道路はロックフェラーが作ったらしいのですが、その当時はバスがくることなんぞ想定していないので、橋のサイズがギリギリなんだそうです。
山から降りてきて、午前中でバスツアーは終わり。街をそぞろ歩くと写真家のお店があります。古いHALの船が沖に止まっている写真のカードを買ったら(5ドル)、「どこからきたの?」とお定まりの質問。「日本です!」と答えると彼は黙って奥から今年の残り少ないカレンダーを持ってきて、これを持って行って!とただでくれました。驚いたなぁ。
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