帰りのフライトはLAXからで、私がExpediaで予約したのは全日空のNH7019というフライト・ナンバーですが、もちろんこんな4桁のフライト・ナンバーはあるわけないので、これはUA32便のシェア便だということでございます。
で、なにが困るかというと、これはどの航空会社のデスクでチェックインをするのかってことなんですが、これは常識として飛ばす航空会社のデスクなんですね。だから、この場合はユナイテッドのカウンターへ向かいますね。
友人が車で送ってきてくれたんです。ひょっとするともうこの先逢えないままかもしれませんから、送ってもらえるのは嬉しいですね。多分これまでに4-5回この空港へ送ってもらったかもしれませんね。夫婦ふたりとももう半世紀に及ぶつきあいです。かみさんが走り出すやいなや「下を行くのよ、絶対下よ!」と言明します。日曜日だから、フリーウェイに乗らずとも下の方が空いている、彼はいつでもフリーウェイに乗りたがると愚痴る。永い朋は愚痴る相手でもあります。
確かに下の道はガラガラです。違う街へ来たかのようです。ところがなんと空港へ侵入してからdepartureへの分岐点で閉鎖されているのです!驚いちゃいます。「早く行きたければarrivalのレベルで建物に入って、一階上がりなさい」と表示が出ています。この空港はとても古いのですが、このあたりから先は常に渋滞します。前にも焦ったことがあります。
arrival levelからたったワンフロアーをエスカレーターで上がるだけです。
友人夫婦と別れて上がってみると、ガラガラのセルフ・チェックイン・マシンがあったので触り始めたら普通の機械と違います。狼狽えていると、係員のお姉さんがこっちだよ!というので、東洋人が四苦八苦している機械の列に並びました。隣の機械は「closed」表示でしたが、そのお姉さんが機械を開けて、巻紙を装填しています。前の東洋人はさっぱり要領を得ません。係のお姉さんが作業を完了。「こっちへ来い」と合図します。しょうがないと行ってみると彼女が私のパスポートを取って読み取らせます。私が口を挟む余地がないほどあっという間にチェックインを終えてタグとボーディン・パスを取り出しました。これ、普通だったらお客に喜ばれますよね!?実は私は登録してあるフリーカント・フライヤーズ番号をUAからANAに変えたかったのになぁ・・・なんです!過ぎたるは及ばざるがごとし、なんですが、ここまでやってくれたら、もう文句なんて言えません。
バッゲジ・ドロップに持っていくと「priority」のタグを挟んでくれました。この時点では私はまだにわかmileage plus goldだからです(申請してから許可が下りるのにたった3-4日で、そこから三ヶ月間だけ)。ボーディン・パスにはやっぱりTAS Preのチェックが入っています。だからセキュリティー・チェックでもパソコンを出さなくて良い、靴を脱がなくて良い、ベルトを抜かなくて良い、面倒がない。ただし、ポケットの中のものは出してね、といわれます。これ、甚だ便利ですが、はっきりいってしまえば、この便利さは金で解決がついてしまうというわけで、セキュリティー上の根拠はなんもありません。
ユナイテッド航空のラウンジにも無事入れてもらいました。全く期待なんてしないユナイテッド航空のラウンジですが、一応軽食はありましたので、小腹を満たすことはできました。
機材は787-900で私たちの席は3-4-3の右側の通路側と真ん中の席です。窓側にも誰か来るのかと思っていたら、香港に行くらしい若い白人女性、というよりも女子高生という雰囲気の二人連れの片割れ。若いってことは凄いなぁというか、約11時間ほどのフライトで彼女がトイレに立ったのはたったの一回っきりだったような記憶なんです。私なんぞ、(こんなこと人前でいうかね)5回は行きました。この子、尿毒症になっちまうぞ!
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