17日目
バーゼルから山の中、Murrenに移動します。
Baselの駅まで来るとホームに20人を超えるほどの韓国人の団体がいます。街中でこんなにたくさんの東洋人を見かけたことがなかったので一体どこにいたの?と驚きました。彼らはなんとこの駅からTGVに乗ってパリへと旅立って行きました。ここからパリのリヨン駅へ行くTGVが走っています。
SBBの切符はBaselからInterlaken OstまでのIR、Interlaken OstからLauterburunnenまでの電車、そこから今度はロープウェイでGrutchalpへ一気に上がるのも、またそこからのMurrenまでの登山電車も含め、一気通貫で買うことができます。
検札が来るたびにiPad Miniを取り出して、QRコードを見せます。スイスのロープウェイといったら概ねICチップの入った切符で、読み取らせますが、ここでは係員にQRコードを見せましたけれど、彼はそれを読み取る機械のないまま「OK」といっていました。大丈夫かね。
これまでBaselからInterlaken Ostまで一気に電車で行ったことがないので知りませんでしたけれど、Bernから先、電車は突然反対向きに走り始めました。Bernの駅へ南下して到着した電車が一旦北上して、それから東へ折れて向かうんだと知りませんでした。だから進行方向に向かって座っていたはずなのに、そこからはなんと後ろ向きに進むことになってしまいました。考え、浅い!
私たちは(なん度もいうようですが)一ヶ月有効のHalf Fare Cardを買っているので、Murrenまでひとり35.30フランでした。しかし、検札のたびにそのcardも見せなくてはならないのです。
今日の移動になってから一気に東洋人係数が上がったかなぁと思ったら、Interlaken Ostからはインド系、韓国系、中国系の割合がより一層高まります。インド系の人たちがこの辺りにたくさん来るのは前々からなので、あんまり驚かなかったのですが(ユングフラウヨッホで撮影した映画が大ヒットしたんだと数年前に来た時に聞きました)、今回来てみて驚いたのは韓国系の人の割合が一気に高まっていることでした。ひょっとしてインド系の映画がこれだけのインド人観光客を引きつけているように、韓国でもそんな映画でも取られたのでしょうか。さすがのスイスのメッカです。
Lauterburunnenへ行く電車で座り合わせた若者がLauterburunnenの住民で、途中の駅からの電車の話やMurrenの話をしてくれて、おもわず「ツアーガイドなの?」と聞いてしまいました。
Murrenの駅に着いたら正面にでるのは階段なので、裏の方へ戻ってスロープで上がらなくちゃねと思っていたら、そこにホテルの制服を着たおじさんがやってきて「アイガーか?」と聞くのです。(え、こいつ、俺がこの電車に乗ってくるって、なんで知ってんだ!?)びっくりすると同時に思ったのは(こいつ怪しいなぁ)だったんです。ところがこの人は本当に駅前に建っている「Hotel Eigar」のベルボーイで彼は私たちの荷物を電動カートに載っけてホテルのロビーまで運んでくれたのです(あ!tipをはずまなかった・・・!)。Grutchalpからの電車はそんなにしょっちゅう来るわけではないとはいえ、彼は私が到着するであろうと通知してあった時間帯にやってくる電車を全部見に行っていたということだ。
Murrenはこれまで様々なところで「秘境」のように書かれていましたけれど、秘境どころか、真昼の炎天下のMurrenの通りは絶えることなく次から次に人が出ています。これだと、真夏になったらどうなるのでしょうか。ここは本来は冬のスキーのリゾートのようで、部屋に入ってみるとスキー関連の絵やイラストばかり。まだ若くて体力満々だった頃にこういうところに来てみたかったなぁと今から思ってももうそれは遅きに逸しておりますな。
この街には有名な(これしかないからですが)スーパー、COOPがあります。ホテル以外にキッチン付きの季節アパートがたくさんあります。しかし、中には中国人と思しき経営者のお店もあったり、アジア料理店ができていたりで、かなりエスニシティーは高まっているようです。それでも日本人には二組にしか遭遇しませんでした。やっぱり日本人率は低下しているんですかねぇ。
Allmendhubelのケーブルカーが見えないなぁと思ったら今日まで運休だということです。明日に備えて、何かメンテナンスをしています。
これだけ暑くなると、天気予報は連日、雷が鳴りますぞ、といっていますが、今日はどうやら来そうもありませぬ。明日の朝は一番で山に上がりましょうか。
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