2015年6月23日火曜日

150622 (月)ブルックリン・ブリッジを渡る

34日目

どうやら今日も暑いんだけれど、明日、明後日はもっと暑くなりそうだという天気予報なんで、まだマシだという今日のうちに長年の希望だったブルックリン・ブリッジを渡ろうじゃないかということになったんです。この手の橋を歩いて渡るというのはシドニーのハーバー・ブリッジ以来かな?ま、大した距離ではありませんけれど、一応ニュー・ヨークにやってきた観光客の中ではひとつの重要なポイントでありますね。

 季節も季節だし、時間も時間だったので、地元民は誰もいないといって良いと思いますが、とにかく観光客ばっかりです。だから、みんなダラダラ歩きの振り返り写真撮影なので、急ぐ必要がない。これは気が楽です。

 パイロンの陰に入ると乾燥しているからでもありますが、風が吹いて、とても清々しいものがあります。メインのロープにはメンテナンス用のサイドロープが張ってありますが、関係者以外をシャッタアウトするために鼠返しが作ってありますが、これが面白い。イルミネーション用のライトの球を変える人が上がってきたら面白いだろうに。通路の半分は自転車用です。それもレンタ自転車で上がってくる観光客がいて、結構面倒。

 緑線でBrooklyn Bridge & City Hall駅で降りるとすぐに橋へはわかると聞いていました。確かにすぐにわかりましたけれど、問題は降り方でした。橋を降りたところまでは良かったのですが、どこへ行ったらいいのかわからないのです。ちゃんと調べておけよ。結局、イーストリバー・フェリーにのってピア11に戻り、あとはWall Streetを登ってトリニティ教会のところから4だったか5の地下鉄で86 St駅まで。メトロポリタン美術館じゃなくて、ノイエ美術館に行きました。クリムト展をやっています。シニア10ドル。ここには一階にカフェがあって、これがウィーンのカフェそっくりさんで、大人気なんだそうですが、ウィーンのカフェならウィーンで入ればいいじゃん、てなものでありますが、ここではウィーン風にメランジュ・コーヒーを注文することができるんだそうです。それくらいですから、クリムト展も、その辺のお金持ちアパートからでも来られたような、それ風なおばあさんたちばかりでございますよ。鼻持ちならねぇ美術館です。それでもウィーンで見たことがないようなクリムトです。この美術館は化粧品会社の創業者のコレクションのようです。クリムトのデッサンがやたらあります。

 午後3時には暑さに負けながら、バスで帰ってきました。一眠り。

 夜は待ちに待っていた、トニー・ベネットとレディー・ガガのコンサートです。今回のRadio City Music Hallの公演は今晩が三回目。明日で終わりです。話には聞いていたホールですが、こんなにすごいホールだとは思いませんでしたね。私のことですから、取った席はもちろん三階席ですが、三階だけで800席はあるでしょう。驚くことにこの会場!写真撮り放題です!気がつくまでに半分以上は時間が過ぎていたでしょう。一階のお客さんだってガンガン撮ります。とんでもない雰囲気です。日本ではあり得ないでしょ?

 2時間弱のステージでしたけれど、全部で30数曲を二人で歌いました。サイドメンだけで、オーケストラを入れて全部で45名。ハープまで入っています。大ご機嫌!寝られやしない!



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