40日目
いやぁ、本当に歳をとりましたねぇ。40日目に至って、もはやダルダルです。体がだるいから、精神的に余裕がなくなりますねぇ。そのうえ、今日は朝からお腹の調子がよろしくありません。なんだか、危険信号です。薬を飲みました。この旅2度目の「ワカマツ」の登板です。
まだ地下鉄はダメです。メンテナンスでほとんど動いていないといっても良いでしょう。それでも何人もプラットフォームに降りていきます。知らないんだろうなぁ、なかなかこないのに。そして32番のバスで昨日行ったモールの近所まで行きます。行きのバスはガラガラです。モール(といってもワシントンの「モール」というのは他の町のようにショッピングセンターのことではありません、ワシントン記念塔から連邦議会までの範囲)近くには昨日に続いてなにやらテントが張り巡らされていて入れないですし、連邦議会の方ではペルー・フェスティバルが開かれています。
ニューヨークでも行きましたけれど、ここにもNational Museum of Natural History、国立自然史博物館があるんですね、知りませんでした。もちろんスミソニアンですからただです。本当に凄いことですよね。ドネーションはウェルカムなんで、ほんの少し、入れてきます。だって、申し訳がないもの。だからってみすぼらしいかといったらそんなことはありません。ま、ニューヨークの自然史博物館に比べると多少そのスケールは小さいですけれど。
なんせここには世界最大といわれるダイヤモンドがあるんですね。45.52カラット。1958年にハリー・ウィンストンが寄付したんだそうです。しかもこの石、元はといえばもっともっと大きかったんだそうで、持ち主を経るに従ってカットをし直しては小さくなって来たってんですから、元の大きさを見てみたかったですねぇ。この展示の面白いのは一定時間で石がくるくると90度ずつ動いていくんですね。みんなに公平に見られるように。
それからとことこ歩いてSmithsonian National Air and Space Museum国立航空宇宙博物館にまいりました。誰もが必ず行くだろうと思われるのがここですね。だから、もうものすごい人でワンワンしております。さすがにここでは日本人にすれ違います。お〜!いたのか同輩!といいたくなります。もちろん入場料はただです。で、プラネタリウムに入りました。いくら払ったんだったっけ?・・・忘れました。
西へ行くとスミソニアン協会のキャッスルといわれている本部がありますがそのまた西にFreer Gallery of Artフリーア美術館があります。ここには琳派の作品があります。ジェームズ・マクニール・ホイッスラーがイギリスの富豪フレデリック・R・レイランドの食堂としてデザインした「ピーコック・ルーム」をデトロイトの実業家、チャールズ・ラング・フリーアが買い取り、彼の死後この美術館に移築したものが有名です。いやぁ、これは薄暗くしてあることもありますが、誠にしつこい内装で、ちょっと辟易しちゃいます。ホイッスラーのアメリカ印象派たる絵画の雰囲気もあるかも知れませんけれど、私の趣味とは相容れないといってしまいましょうか。
実は私はここでは思わぬ発見をしました。というよりこれまで知らなかったことを恥じるべきなのですが、私は尾形光琳と尾形乾山が兄弟だったということを知らなかったのです。ここの説明書きで知ったのでした。如何に中学、高校の時に勉強をちゃんとしなかったのかを証明してしまいました。日本の学校教育って凄いですよねぇ。
ショップの前で日本人のおばさんに遭遇。
帰路はサーキューレーターの新路線、モール線に乗ってユニオン駅まで出て、そこからまたサーキュレーターの黄色線で帰ってきました。なんとサーキュレーターは6路線にも広がっていたのです。
結果的に私たちは6路線全部に乗ったことになりますが、なにしろこのバスの運転手さんはみんなとても親切で、それは観光客の利用が多いからだと思いますが、一番は氏まで乗っていって、そのまま帰ってこようとすると、必ず運転手が、どうしたの?と聞いてくれるのです。毎回助けられていました。ただ、このうち川を渡って東へ行くオレンジ線はあまり乗らない方が良いかもしれません。川の先はあんまり観光客が行くべき方面ではなさそうです。(わかりますでしょうか?)
夕ご飯はフォギー・ボトムの駅に近いWhole Food Marketで誂えました・・って毎日ここで買ってきては部屋で食べておりますが、今日はなんとここでCherry Goldと遭遇いたしました!毎年カリフォルニアの友人が送ってくれるのですが、今年はすれ違ってしまって、サクランボは東京へ、私たちはアメリカへということになってしまいました。それで、あまりにも残念で探しておったところでございます。
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