36日目
午前中にフリック・コレクションを見に行こうということに。他にも見に行きたいところはいろいろあるんだけれど、一度行ったことのある美術館は、その時に見逃したものがあるんじゃないか、という点がとても気になるのです。ま、反対にいうと一度も行ったことのない美術館は見逃したものだらけですけれどね。フリック・コレクションも先日のノイエ美術館と同じようにかつての大金持ちの方の私邸をそのまま会場にして、そのコレクションを公開しているという点では同じです。日本だって、根津だ太田だ、ブリジストンだ、出光だとあるわけですが、アメリカの金持ちがやることはスケールの点でずいぶん違うと言ってもいいかもしれないですね。
フリックにはかのフェルメールが3点あります。フェルメールファンとして知られた福岡伸一先生もここに来られたんだという新聞記事を見たことがあります。シニアが一人15ドルでしたか、入ってみると、ほぉ、さすがに日本人の見物者がフェルメールの前に。この美術館はそもそも来られる方が少ないのに、日本人率がかなり高いと思います。その証拠にヴォイス・ガイドに日本語が立派にあります。インド・パキスタン系と思しき係員の方が「日本人だったらヴォイス・ガイドがありますよ」とご教示下さいました。私はヴォイス・ガイドに振り回されることになるのが嫌で頼らないことにしていますが、その代わりみなさんが簡単に手に入れる情報が入らないという馬鹿なことになってしまいます。
ここもやっぱり写真は禁止なので、何を見たのか、印象に残らないという傾向にあります。私は写真に撮ることで自分の記憶に残しているようです。
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