38日目
本日、午前10時半にワシントン記念塔にのぼる切符を持っております。もういったいいつ入手したのだったか忘れてしまいましたけれど、切符を持っています。これはネット上で申し込むのですが、切符代はタダですが、手数料、郵送料はクレジットカードで払いました。で、切符をなんと日本まで郵送してくれたんです。なんで、e-ticketにしないんでしょうねぇ。
で、9時45分くらいにやってきてみたら、ゾロゾロと人が並んでいたのですが、突然窓口に札が出て並んでいた皆さんが「お〜っ!」といって、解散状態になりました。「本日の切符は配布数が終わりました」ってんです。
一回に9人くらいずつが呼び込まれてエレベーターに乗ります。これっていったいなんのために建てた塔なの?と思っていたんですが、純粋にジョージ・ワシントンを顕彰した記念塔だってんですって。いい景色なんですよ、これが。しかし、並んでいると色々な人が来ますなぁ。最低なのは、ずっと後からやってきたくせに、カエルのツラにションベンで(ひでぇ表現だね)平気でずる込みする奴がいるんだよねぇ、子連れのくせに。これじゃ、子どももろくな育ち方をしないってわけだ。
上から色々見えますが、特に面白かったのは飛行場です(それかよ!?)。ロナルド・リーガン空港が丸見えなんですね。どんどん離陸、着陸でワクワクしますよ。
リンカーン・メモリアルに歩いて行くと、池の淵にたくさんの国旗が立っています。プラカードにはハングル文字。なんだろうかと見ると、「韓国は朝鮮戦争でのアメリカにいつまでも感謝しています!」という標語。確かにそうですよねぇ、あれで米国軍が進駐してくれなかったら、仁川での戦いで盛り返してくれなかったとしたら朝鮮半島は今では共産圏になっていたことでしょう。しかし、ひょっとしたら半島全部が共産圏になっていたとしたら、今の北朝鮮のようにはなっていないで、今の中国のようになっていて、大発展(格差はどんどん広がるばかりだろうけれどね)していたのかもしれませんねぇ。やっぱり歴史に「もしも」はないな。
私たちはフォギー・ボトムの駅まで歩き、地下鉄でMetro Centerまで行ってred lineに乗り換えました。どこへ行くのかというとフィリップス・コレクションでございます。これまたかつての製鉄業で財をなした一族のコレクションです。米国の鉄鋼業は莫大な財を各所にもたらしたのだなぁと感心しますね。印象派も現代アートもかなり幅広いコレクションです。何よりも驚いたのはイサム・ノグチの絵でしょうか。そしてチューリッヒにあったジャコメッティの作品にそっくりな彫像ですね。
ここの売りはやっぱりルノワールの大きなこれです。圧巻です。もう誰もこないといってもいい状況でこれを目の前に座っていられるというのはかなり贅沢です。平日は平常公開部分はタダだそうですが、今回は特別展として写真展を行っていますが、その分としてシニアは10ドルだということでした。私たちは一人1ドル(なんてケチなんだろう)のドネーションを入れました。
ちょっと歩いて、今度はサーキュレーターと称するコミュニティー・バスの一つに乗りました。スマートリップカードで1ドルで利用ができます。6路線走っています。これはかなり使いやすそう。普通のバスの路線マップが手に入りません。一体どこにあるんだろう。街中へ行かないとダメかな?
遅い昼飯をJohnny Rocketで食べました。一昨年、パサディナで入って以来です。ルート66とプリッツェル・バーガーです。いやぁ、相変わらず旨い!
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