2015年6月11日木曜日

150611 (木)Murren最後の1日

22日目

 Murrenもあと一泊です。このあとはチューリッヒへ移動ですが、チューリッヒが暑そうで、実に心配です。寒さ対策は結構持っているのですが、暑さ対策はさほどしていないのです。もうちょっと考えるべきだったなぁ。

 今日は家族経営のこのホテルで宿泊者のカクテル・パーティーがありました。面白いことをしますよ、このホテル。今の息子の代で四代目になるそうです。なにしろお嫁さんがよく働く人で、今日のパーティーにもチロル地方の民族衣装でお客さんを接待です。息子というのがこれまた面白い人間で、毎日朝ごはんの会場から働いています。こういう側面を見させてもらっちゃうと愛情がわきます。これは旨いセールス・プロモーションです。そして先代のお母さんがとても珍しい高山蘭の写真を見せてくださいました。写真をお送り下さるそうです。

 お母さんのお話をお伺いすると、現役時代、日本の旅行代理店と組んで日本にプロモーションに何回か行ったことがあるそうです。しかし、それももうそろそろ半世紀近く前のことのようで、日本からの旅行客は減少している雰囲気でした。現に私が滞在していた一週間の間、朝飯の会場で日本人のお客さんに遭遇することは一度もありませんでしたが、一泊だけで通り過ぎていった中国人の団体には遭遇しました。これからは中国人の団体に狙いをつけないといけないんでしょうねぇ。



今日はAllmendhubelからGrütschalpまで「Mountain View Trail」を通って歩きました。これはアイガー、メンヒ、ユングフラウの全貌を見ることができるという素晴らしい道で、まだ、アルペンローズの盛りにはちょっと早かったものの、牧草地帯の花はもうそれはそれは素晴らしい景観でした。

  途中ですれ違うハイカーの皆さんも様々で、私たちのようにあっちで引っかかり、こっちで引っかかって歩いているような人は滅多にいないようですが、しきりにこの景観を自慢して解説してくれる地元のスイスの人もいるかと思うと、たった一人で黙々と歩く女性がいたり、犬を連れて歩く夫婦、しまいには元気盛りのノース・カロライナから来たという活きの良いアメリカ人女性の二人組にまで遭遇。

  Allmendhubelからのルートは先日のルートもそうですが、だいたい最後に来て、どっと下るものですから、ここがきつい。結構歩いてきてからここに到達するので足がばてます。これはサース・フェーに行った時も概ねそうでしたね。

 今日のルートだと、Grütschalpの駅まで行ってしまわずに、途中からWintereggへ降りてしまう方がスムーズなようです。あとから、ホテルのお嫁さんにご教示いただきました。

  今夜はようやく満天の星になりましたけれど、ホテルの部屋のベランダからだとどうしても周囲の明かりに邪魔されてしまいます。次のチャンスに期待します。


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